約 4,983,855 件
https://w.atwiki.jp/ljksscenario/pages/126.html
「アサシン、あたしさぁ、やっぱこの戦いに乗ることにするよ。」 自分の部屋の中で、美樹さやかは壁に向かってそう呟いた。 聖杯。ありとあらゆる「願い」を叶えるとされる存在。 かつて身も心も願いに振り回された自分にはとても疑わしい話に聞こえるが、今はそんな事は言っていられない。 円環の理から暁美ほむらによって引き裂かれた「鹿目まどか」の存在、そして保っていられた秩序。 まずはそれを何としても取り戻さなければならない。 記憶を取り戻し、自分が今隣にいるアサシンと出会ったのは、つい昨日だった。 ≪いいのか?マスター。》 アサシンが、霊体化したまま聞き返す。 ≪君がやろうとしているのは、他人を殺すことにも繋がることだぞ?》 「まぁ、そこも考えたんだけどさ・・・」 さやかは、明るく、しかし元気はあまり感じられない口調で返す。 「・・・他人の願いを踏み台にしたことなら、もうあるからさ・・・」 願いを求めて、やがてその因果を暴走させた魔法少女の成れの果てである魔女。 それを倒す・・・いや、たおさなければならないのが、自分達魔法少女であった。 それは自分が円環の理に導かれても変わらない。後悔なんて、あるわけない。 「・・・・そうか、君の覚悟はよく分かった、僕も君と共に、この聖杯戦争を勝ち抜こうとすることを誓おう。」 アサシンの、穏やかな声が聞こえ、目の前に彼の白いジャケットを着た青年の姿が姿を表した。そしてさやかも、本来の陽気な態度で応える。 「オッケー!こちらこそよろしく頼むよ!アサシ・・・」 「それともう一つ。」アサシンがまた言ってきた。 「えっと・・・今度は何?」さやかが聞き返すと、アサシンが左手の手袋を外し、素肌が露わに なった左手を自分の目の前に広げてみせた。手の甲には、ワインレッドの牙にも半月にも見えるような模様にワインレッドの冠のようなものをあしらったものを組み合わせた異様な、 おぞましい紋章があった。 「さっきも話した通り、僕の正体は多くの皿に乗った人の魂を食らった吸血鬼の王だ、 そんな者をサーヴァントとして使役することに、何の躊躇いはないのか?」 アサシンの真名、登太牙。 かつて魔族、ファンガイアの王として君臨し、人の食事は食べたことがないという程に ライフエナジーを食し、更には人間と深い関係を持ったファンガイアを処刑したとされる 吸血鬼だ。これだけ聞いたら、自分もいつか殺されるんじゃないか、こんな人類の敵と 組めるか、と魔法少女になったばかりのさやかなら考えるかもしれない。しかし、 「いいって、いいって、そんなこと、あたしも似たようなものだし。」 そういうとさやかは三画の令呪が宿っている左手の指にハマっている指輪から卵状の宝石、「ソウルジェム」を取り出した。「あたしの魂ってさあ、実質この中に入っているわけ。 要するに今のあたしはこれを通して死体を動かしている様なもの、言わばゾンビ。むしろ 人外がサーヴァントで気が楽になったって感じ。それに、そんな事わざわざ言ってくれるなんて、あんたもそこまで悪いやつなんてないんでしょ?」 いつもの軽い調子で返した。やはり人外である事についてはよく分かっていたからか、 そこまでアサシンが悪い人物に見えなかったからかは分からないが。 「・・・・そうか、すまない、僕も少し気が楽になった。」 アサシンは、はにかんだような笑みを見せると、また手袋を左手に戻した。 「それじゃあさ、方針も決まったことだし気分転換にクラシックでも聞きますかね!」 「ああ、構わないよ、クラシックなら僕も気に入っている、弟がバイオリンを嗜んでいた 影響でね。」 「いやあ、それは奇遇!あたしの幼馴染もバイオリン引いててさあ、やっぱりサーヴァントとは気が合いますなあ!」 恋に破れ、理想に破れ、決して人間ではない二人の協奏が、今開幕を迎える。 【クラス名】アサシン 【真名】登太牙@仮面ライダーキバ 【性別】男 【属性】秩序・中庸 【パラメータ】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力B 幸運D 宝具A+(サガの鎧装着時) 【クラス別スキル】 気配遮断:D 気配を遮断する能力。ただし、戦闘中は解除される。 【固有スキル】 処刑人:B- 人々を処刑した人が持つスキル。 属性が「悪」の英雄に対しパラメータに補正がかかる。 ただし、彼は属性が「善」ないし「中庸」のファンガイアも処刑したため、 あまりよく効いていない。 カリスマ:E カリスマ性を表すスキル。 統率力はあるが、人望はそこまで得られない。 対魔力:C 魔力に対する耐性。 第一節以下の詠唱による魔術を無効化するが、大魔術、儀礼呪法などは防ぐのが 難しい。 王の紋章:EX ファンガイアの王に代々受け継がれる王の証。月夜のごとき結界を生み出し、 敵を封じ込める他、Bランクの威圧を与える。 【宝具】 「サガーク」 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:ー 最大捕捉:1 アサシンが物心つく前から行動を共にしていた使い魔。 ファンガイアが生み出した蛇にも円盤にも見えるゴーレム。 空を飛び彼の護る盾にもなるほか、彼の腰に巻き付くことで 「王の鎧」の一つである「サガの鎧」を装着させる。 サガの鎧は彼が掟を破りしファンガイアを処刑する際に 纏ったとされる鎧で、彼がアサシンとして呼ばれた時のみ持ってこられる宝具である。 「キバットバットⅡ世」 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:ー 最大捕捉:1 ファンガイアの王が代々継承する「闇のキバ」の鎧の管理者であり、彼の使い魔である。 人種と同様の言語を喋る、尊大な態度が特徴のワインレッドのコウモリ。 アサシンの手の甲に噛み付くことで、彼に闇のキバの鎧を纏わせる。 闇のキバの鎧はその気になれば世界を破壊出来るとされるEXランクの危険な代物である、アサシンの切り札。だが、世界の破滅を行使するためには膨大な魔力が必要である。 【Weapon】 「ジャコーダー」 サガの鎧を起動するためのアイテム。腰に巻き付いたサガークに指すことで発動する。 また、先端から光の鞭を突出させて鞭として使うことも出来る。 「ウェイクアップフエッスル」 サガーク専用の小型の笛。サガークに吹かせてもう一度ジャコーダーを突き刺すことで 必殺「スネーキングデスブレイク」が発動できる。 【人物背景】 人のライフエナジーを糧とする魔族「ファンガイア」の王族の血を引く、王座の後継者。 表向きはファンガイアで構成された投資企業「D P」の若社長で、人類の進化に貢献する可能性のある技術を見つけては、その関係者を抹殺させていた。 また、掟を破ったファンガイアを自分の手で殺めてもいた。しかし、異父弟であり親友でもある紅渡が、自分の婚約者である鈴木深央と恋愛関係を持っていることから彼との友情に亀裂が走り、彼をファンガイアに迎えようとする気持ちもやがて 深央の死により憎しみに変わり、ついには彼に王座を奪われたことから精神的に不安定な状態に陥る。 最後に自分の元に残った「キング」の座はよこすまいと母から強引に闇のキバの力を奪い取り、弟との決着に向かうが、互いにぶつかり合った内に和解。その後は渡と共に人間とファンガイアの共存する世界を創りあげようとしていった。 基本的に紳士的かつ冷酷な人物。人類を「家畜」と見なし裏切りのファンガイアにも容赦は無かったが、家族である渡や婚約者である深央には甘く、人間とファンガイアの ハーフである渡をファンガイアに引き入れようとしたり人間とファンガイアを融合させる技術に例外的に投資したりと一族のためになることにならある程度人間に もある種の温情を見せていたり、自らの養父である嶋護に対してもファンガイアの身体を埋め込んだ後に彼をファンガイアから引き戻したりと根本的な部分では優しく、いじめられていた幼少期の渡を助けてあげたりもした。 【サーヴァントとしての願い】 人間とファンガイアが完全に共存できる世界を創りあげる。 【方針】 マスターを守る。現在はサガークとキバットバットⅡ世に偵察を任せている。 マスターの性格上気配を遮断してでのマスター狙いは出来ない。 【マスター名】美樹さやか@劇場版魔法少女まどか☆マギカ叛逆の物語 【性別】女 【能力、技能】 魔法少女 願いと引き換えに自らの魂を「ソウルジェム」と呼ばれる宝石に変えた魔法少女に変身 する能力。彼女の武器は剣と突出した治癒能力である。本来なら円環の使いの 力として自らが絶望した成れの果てである「魔女」としての力も使えるが、 暁美ほむらによって失われた。 ソウルジェム タマゴ型の紺碧の宝石。彼女の魂の本体であり、魔法少女に変身するための道具。 擬似的な魔力炉としても機能する。本来なら魔力を消費すればするほど色が濁っていき、 彼女の精神状態が悪ければ悪いほど濁っていくスピードも早くなるが、円環の使いと なった影響でそれはなくなっている。 【人物背景】 見滝原中学校2年生の、ごく普通の少女・・・だった人。偶然出会ったインキュベーターによって、想い人であり幼馴染である上条恭介の腕を元通りにするという願いと引き換えに 魔法少女になる。が、自分の魔法少女としての素質が親友である鹿目まどかには 及ばないと言われ、実は自分が人間ではないことを知らされ、あげく上条恭介を親友にである志筑仁美に取られ精神的に追い詰められ絶望、魔女へと変貌してしまう。 しかし願いの力で全ての魔女を円環の理へと導いたまどかにより心身ともに救われ 成仏。その後暁美ほむらのソウルジェムの世界に巻き込まれたまどかの記憶の 「カバン持ち」として百江なぎさと共にほむらを円環の理に戻そうとするも ほむらが「円環の理」から「鹿目まどか」の存在を引き裂くという事態が発生。 それに巻き込まれる形で彼女の変えた世界に残ってしまう。 明るく正義感が強い性格だが打たれ弱い人物。また猪突猛進な人物だと思われがちだが ほむらの本質を見抜くなど洞察力には優れている。 【サーヴァントとしての願い】 まどかを円環の理に戻し、ほむらを救い出す。 【方針】 自らの魔法少女としての力とアサシンの戦闘力を使ってうまく勝ち抜く。 候補作投下順 Back 犬養&ライダー Next この世に要るのは善い子だけ
https://w.atwiki.jp/holycon/pages/79.html
「ジャジャジャジャ~ン!ドイツの作曲家、ベートーベンが、難聴に悩まされながらも作曲を続けていたっていう話は、皆知っているよな! そりゃぁ耳は音楽家にとっちゃ生命みたいな物だからな、ベートーベンは俺らの想像以上に頭を抱えて悩みまくったって話だ。 所がッ!ベートーベンがそんな過酷な時期に作曲したとされているヴァイオリンソナタ第五番「春」は、非常にテンポが明るく、聴いた人々を幸せに満ち溢れるようにしてくれる曲なんだ! この陽気なテンポ、まるで俺様みたいn」 「実は!ベートーベンが苦悩に苛まれているにも関わらずこの様な明るい曲を作れたのは、グイチャルディ伯爵家の令嬢ジュリエッタに対する淡い恋心が原動力となっているとされているんです! 恋心というのは絶望すらも吹き飛ばす、という事ですねぇ!」 「ちょ、おい!勝手に俺様の台詞盗むんじゃねぇよタッちゃん……えーオホン、とまぁこの様に愛の力で立ち上がり、様々な名曲を作り上げていったベートーベンだが、ジュリエッタは貴族であるガレンヘルク伯爵に嫁ぎに行ってしまったんだ。 悲しいかな、結局ベートーベンの恋は成り立たなかったって事だ……」 「どんなに名曲を書き上げようとも、その原動力となっていた恋が成立しなかったって……超デクレッシェンドじゃないですかキバットさん!」 「結局愛と音楽があろうと、身分の差にゃ叶わなかったんだな……これを読んでいる皆にも、こんな風に愛せる相手が見つかると良いな!」 ◆ ◆ ◆ 「うーん、やっぱしテープレコーダーってのはイマイチ慣れないなぁ……。」 午後三時頃、自室のベッドに腰掛け、横でヴァイオリンの音を奏でるテープレコーダーを一瞥した少女、美樹さやかは蒼いショートヘアを掻きながらぼやいた。 はっきりと言わせてもらうと、さやかはテープレコーダーを使ったことがない。 何しろそんな物は技術の進歩に埋もれて使わなくなった、一種の化石に近い存在なのだから。 ましてや彼女が嘗て住んでいた見滝原市は周りの地域と比べ、あらゆる設備に最新の技術をふんだんに使い込んでいる。 例えば音楽といえばmp3かCDが主流だ、カセットテープという代物は教科書か漫画でしか眼にしたことがない。 今テープレコーダーから流れている曲は、ベートーベン作曲のヴァイオリンソナタ第五番「春」の第一楽章だ。 幼馴染の影響でクラシック曲に凝っていたさやかにとっては、音楽を聴くことはほぼ趣味の1つと化している。 やはりさやかの部屋には、クラシックのカセットテープが数十枚ほど置かれており、これはそのほんの一部。 因みに今聴いているのは第二部で、カセットテープを裏返して差し込み再生している曲だ。 今で言うチャプターとか、二枚揃いのCDセットとか、そういう物に近い仕組みなのだろうか。 とにかく、先程までそれを知らなかったさやかは慌てていた。 何せ曲が途中で止まってしまったのだから。 ケースにはきちんと書かれていたはずの続きの曲が聞こえない事は大変ショックで、壊れているのかとすら考えた。 悩んだ末に親に質問して使い方を聞いたことで、今こうして再生することが出来ている。 「あーあ、やっぱり、ジェネレーションギャップっていう奴なのかなぁこれ。」 ジェネレーションギャップと言えば、本来なら価値観や思想の違いについて使う言葉であるはずだが、まさか文明の違いで使うとは思いもしなかった。 「1980年にタイムスリップ!」と言えば前にまどか達と行った事のある博物館で経験したことはある。 タッチパネルや液晶画面―と言った文明の利器は其処にあるはずもなく、外での電話はポケベルか電話ボックスが主流。 博物館で見た時は「よく頑張りましたな皆さん方」という言葉しか浮かばなかったが、いざ実際に溶けこんでみれば流石に不便さと窮屈さを感じさせられる。 百聞は一見に如かず、とは言うものの、望みもしていないのに見せられるというのも困るものだ。 (別の世界に飛ばされてきた、って言うのはもう慣れっこだけれど、流石に文化が違うと違和感バリバリっすねぇ……) さやかが別の世界に飛ばされてきたのは、これで三度目だ。 一度目は、「嘗ての」友、暁美ほむらのソウルジェムの中に入り込んだ時。 二度目は、暁美ほむらが改変した世界に取り残された時。 そして、これが三度目だ。 ほむらの心象世界でも、マイナスエネルギーの塊「ナイトメア」を「お食事会」という名のおまじないで倒す、という遊びが魔法少女の仕事、という扱いになっていた。 確かにあれも魔女、ないし魔獣狩りとは明らかに違う方法だが、しかし自らの意志で入り込んだのといきなり飛ばされたのとでは感じる違和感の差は非常に高い。 いきなりケータイもCDもない生活環境で過ごす事になるなど聞いたこともない、テレビでしか観なかった魔法少女に変身している自分が言うのも何だが。 だが、今置かれているこの状況に比べればジェネレーションギャップなど屁でもない。 (でもまぁ、そんな事に構っている余裕もそれ程ないんだけどね……) 今回、さやかに課せられた「役割」はカバン持ちでも難民でもない、「聖杯戦争」というデスゲームのプレイヤーだ。 異世界で契約した「サーヴァント」と呼ばれる使い魔の手綱を握り、「最後の一人になるまで」他のサーヴァントを次々と潰していくという、極めて単純かつ残酷なゲーム。 そして生き残り優勝した一人には、何でも願いを叶えてくれる「聖杯」と呼ばれるアイテムが与えられるという。 嘗ては不思議な動物と契約して化物退治に励んでいたさやかは、この手の話には免疫こそ持っているが流石に驚きを隠せない。 (にしても、何でも願いが叶う……か……) 経験上、「願いが叶う」というのはどうにも胡散臭く聞こえる。 親友の腕を治し、代わりに自分がゾンビになったさやかにはその類の話には後ろめたさすら感じさせられた。 しかし今回の場合、願いは後払いな上に相当な数の敵を「殺さなければ」ならないのだった。 これと身体がゾンビにされてしまうの、どちらがマシなのか検討もつかない。 どちらにしろ、代償もなしに願望など叶えられないという事は確かだ。 魔法のランプの様に都合の良い道具などあるはずもない、それこそが、美樹さやかがこの身を以って知った「現実」だった。 だが、だからと言ってさやかは此処で引き下がるつもりもなかった。 さやかとて、願いならある。 あの時、暁美ほむらはまどかを円環から裂き、「悪魔」へと変貌してしまった。 もぎ取られたのは「ほんの僅かな断片」、だがそれは嘗ての親友そのものだ。 ほむらは、秩序を破戒しただけでなく、まどかの願いまでも踏みにじってしまったのだ。 そんな事は、例え仲間であろうとも許せるはずもなかった。 だが聖杯があれば、円環の理を安定させることが出来るのかもしれない。 もしそうだとしたのなら、聖杯は確実に手に入れる。 後ろめたさ自体はある、だがさやかは魔法少女だ。 「魔法少女」が倒すべき敵は、「魔女」と呼ばれる化物。 されどその魔女という物は、魂が砕け散った魔法少女達の願望そのものだ。 そしてさやかは、幾多ものループにおいてその魔女を狩り続け、その度にグリーフシードを拾い上げた。 魔法少女は、「願い」を踏み躙ってそれを糧とする生き物なのだ。 多分今なら、杏子の言っていたことも少しは分かるのかもしれない。 しかし理屈で割り切れようとも、心で割り切るのは難しい。 幾らゾンビでも、生前は情操教育を徹底的に叩き込まれた人間だ。 心に染み付いた倫理観は今だに拭い切れない。 (ていうか、これでも正義の魔法少女を名乗ったさやかちゃんだよあたし!あの転校生じゃあるまいし、そう軽々と人を斬れる訳ないじゃん……) やはり、神様の天使となろうとも自分は甘いのかもしれない。 だが聖杯を手にしようとする方針に変わりはない、向かって来る敵は蹴散らすまでだ。 ドーンと掛かって来いと、今ならハッキリと言える。 「帰ってきたよ、マスター。」 とその時、光の粒子が収束しドアの前に一人の物陰が現れた。 出現したのは、20代かと思われる長身の青年だった。 端正な顔立ちに、シワ1つ付いていない白いジャケットを着崩したという格好。 そしてジーンズのポケットに突っ込んだ左手には、黒革の手袋を身に着けていた。 青年の名は登太牙。 「暗殺者(アサシン)」のクラスを以って現界した、美樹さやかのサーヴァントだ。 「おぉ、お疲れアサシン!」 アサシンに気がついたさやかは、ベッドに座りながらも笑顔で手を振る。 先程までアサシンは、さやか達が狙っている「ある陣営」の行方を追っていた。 その「ある敵」とは、此処一帯で「魂喰い」を行っているサーヴァントであった。 アサシンから聞いた話だと、サーヴァントは人間の「魂」を吸引することで、魔力を補うことが出来るらしい。 多分、彼等も魔力を増やすために大量に人を殺していったのだろう。 幾ら参戦側に回ろうが、結局さやかの悪事を見逃せない性は変わらず、まず優先的にその陣営を潰すことにした。 「で、敵は見つかった?」 「確かに見つけることは出来たが、直ぐに逃げられてしまったよ、今はサガークが追っている。」 「え、逃したの!?」 「ああ、本当に済まない、でも次は逃しはしないさ。」 一瞬驚きの顔を見せたさやかに目を向けて、アサシンは申し訳無さそうな顔を見せた。 アサシンには、マスターであるさやか同様変身して力を上げる宝具があった。 嘗ては人の食事を食べずに22年間ライフエナジーの摂取だけで生きてきたアサシンにも、何やら同族嫌悪に近い気持ちはあった。 だが今のアサシンは人間という存在の価値を認めている、家畜としてではなく、対等に分かり合える存在だとして。 そもそも、彼が聖杯に望むのも人間とファンガイアが永遠に共存し合うことで、ネオファンガイアの様な存在の出現を阻止することだ。 だからこそ、今では人間を殺める人々を許すわけには行かなかった。 其様に考えていたアサシンが魂食いを行っているサーヴァントを倒すことに賛同するのは当然の事であった。 処刑者であった逸話でこのクラスになれた彼は偵察に関しては其処まで得意ではなかったが、宝具である鎧の五感強化能力とクラススキルの応用で敵の姿は捉えられた。 見つけたは良いものの、敵は直ぐに逃げてしまった。 だが敵は素早く、幾らサガの鎧であろうと追いつくのは容易ではなかった。 結果アサシンは、鎧を脱いだ後使い魔に追跡を任せて自らは帰還し、今に至るという所だ。 「あー……それはお疲れさん、やっぱあたしも付いて行けば良かったかな。」 自分が付いて行かなかった事をさやかは恥じた。 多分自分が足止めをしておけば、奴を仕留めることはそう難しくはなかっただろう。 だが手持ちのグリーフシードは、少なくとも指で数えられるほどしか無い。 概念自体は改変されたとはいえ、仮にも魔獣の世界から来た以上、ソウルジェムの維持にはグリーフシードが必要不可欠となっている。 一応、円環から取り残されてからも魔獣退治は行ってきたが、それでも決して多くはない。 だからこそ、無闇な外出と変身はやめておいたが、それが命取りになったのだろうか。 「いや、そんな事はないよマスター、これは逃した僕の責任さ。」 「良いって良いって、ていうかさ、この調子じゃぁ次も逃しちゃうじゃん?てなわけで次はあたしも着いて行くよ。」 それを聞いたアサシンは、少し困った表情を浮かべた。 「良いのか?それだと君の身の安全が……」 「あー大丈夫大丈夫、あたしこう見えても結構頑丈だしさ。大体、何と言うのか性に合わないんだよね、戦うのが怖くて家に閉じこもる……ってのも。」 さやかは左手を振るい、アサシンに笑いかける。 それを見たアサシンは、一旦溜息を付くが、その後にフッと笑い返す。 「分かった、本拠地をサガークが特定したら、直ぐに其処に向かおう。」 「了解!そのお言葉を待っていましたぁ!」 スピーカーからは、今も尚ヴァイオリンのメロディが響き続けていた。 ヴァイオリンを嗜む友を持った二人に取って、それはとても馴染み深い物であった。 英雄になれなかった魔女と、玉座に縋り続けた吸血鬼は、いつの間にやら目を瞑って音の世界に入り込んでいた。 音楽には、生き物の心を揺さぶる「魔法」がある。 音楽の前には、失恋や劣等感に苛まれた日々などあっという間に吹き飛ばされる。 ゆったりと落ち着いた二人のその微笑ましい表情こそが、何よりの証拠であった。 【クラス名】アサシン 【出典】仮面ライダーキバ 【性別】男 【真名】登太牙 【属性】秩序・中庸 【パラメータ】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力A 幸運D 宝具A+(サガ変身時) 筋力A+ 耐久A 敏捷B 魔力A 幸運D 宝具EX(ダークキバ変身時) 【クラス別スキル】 気配遮断:D 気配を遮断する能力。ただし、戦闘中は解除される。 【固有スキル】 処刑人:B 人々を処刑した人が持つスキル。 属性が「悪」の英雄に対しパラメータに補正がかかる。 彼は生前、掟を破ったファンガイアを何人も処刑したとされている。 吸血:A 魔族が持つ「ライフエナジー」を吸うファンガイアの力。 空中に牙を発生させ、対象に噛みつかせてライフエナジーを吸収、魔力を回復する。 だが、アサシンはこのスキルを使いたがらない。 対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法等大掛かりな物は防げない。 王の紋章:EX ファンガイアの王に代々受け継がれる王の証。月夜のごとき結界を生み出し、 敵を封じ込める力を持つ。 また、対象にBランクの威圧を与える。 【宝具】 「サガーク」 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:ー 最大捕捉:1 アサシンが物心つく前から行動を共にしていた使い魔。 ファンガイアが生み出した蛇にも円盤にも見えるゴーレム。 空を飛び彼を護る盾にもなるほか、彼の腰に巻き付くことで 「王の鎧」の一つである「サガの鎧」を装着させる。 サガの鎧は、彼が掟を破りしファンガイアを処刑する際に纏ったとされる鎧とされており、「ジャコーダー」と呼ばれる武器を使った素早い攻撃が特徴。 「キバットバットⅡ世」 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:ー 最大捕捉:1 ファンガイアの王が代々継承する「闇のキバ」の鎧の管理者であり、彼の使い魔である。 人種と同様の言語を喋る、尊大な態度が特徴のワインレッドのコウモリ。 アサシンの手の甲に噛み付くことで、彼に闇のキバ(ダークキバ)の鎧を纏わせる。 闇のキバの鎧はその気になれば世界を破壊出来るとされるEXランクの危険な代物である、アサシンの切り札。 この姿では、敵を磔にして電撃ダメージを与える紋章を発生させることが出来る。 だが、聖杯戦争を破綻させかねない「ウェイクアップ3」は発動が非常に困難となっている。 ただし、他に「闇のキバ」を継承したサーヴァントがいる場合、召喚が出来なくなる場合もある。 【Weapon】 「ジャコーダー」 サガの鎧を起動するためのアイテム。腰に巻き付いたサガークに指すことで発動する。 また、先端から光のエネルギーを発現させて鞭やレイピアの様に扱うことも出来る。 「ウェイクアップフエッスル」 サガーク専用の小型の笛。サガークに吹かせてもう一度ジャコーダーを突き刺すことで 必殺「スネーキングデスブレイク」が発動できる。 【人物背景】 人のライフエナジーを糧とする魔族「ファンガイア」の王族の血を引く、王座の後継者。 表向きはファンガイアで構成された投資企業「D P」の若社長で、人類の進化に貢献する可能性のある技術を見つけては、その関係者を抹殺させていた。 また、掟を破ったファンガイアを自分の手で殺めてもいた。しかし、異父弟であり親友でもある紅渡が、自分の婚約者である鈴木深央と恋愛関係を持っていることから彼との友情に亀裂が走る。 彼をファンガイアに迎えようとする気持ちもやがて 深央の死により憎しみに変わり、ついには彼に王座を奪われたことから精神的に不安定な状態に陥る。 最後に自分の元に残った「キング」の座はよこすまいと母から強引に闇のキバの力を奪い取り、弟との決着に向かうが、互いにぶつかり合った内に和解。 その後は渡と共に人間とファンガイアの共存する世界を創りあげようとしていった。 基本的に紳士的だが一方で敵に対しては容赦をしない冷酷な人物。 人類を「家畜」と見なし裏切りのファンガイアにも容赦は無かったが、家族である渡や婚約者である深央には甘く、一時は人間とファンガイアのハーフである渡をファンガイアに引き入れようとした他人間とファンガイアを融合させる技術に例外的に投資したりしている。 また自らの養父である嶋護に対してもファンガイアの身体を埋め込んだ後に彼をファンガイアから引き戻したりと根本的な部分では優しく、いじめられていた幼少期の渡を助けてあげたりもした。 【サーヴァントとしての願い】 人間とファンガイアが完全に共存できる世界を創りあげる。 【方針】 マスターを守る。現在はサガークに偵察を任せている。 マスターの性格上気配を遮断してでのマスター狙いは出来ない。 【マスター名】美樹さやか 【出典】劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語 【性別】女 【Weapon】 「ソウルジェム」 タマゴ型の紺碧の宝石。彼女の魂の本体であり、魔法少女に変身するための道具。 擬似的な魔力炉としても機能する。本来なら魔力を消費すればするほど色が濁っていき、 彼女の精神状態が悪ければ悪いほど濁っていくスピードも早くなっていく。 ただし魔女化することは無いかと思われる。 「剣」 ソウルジェムから生成する剣。 軽い割に威力は抜群。 【能力、技能】 魔法少女 願いと引き換えに自らの魂を「ソウルジェム」と呼ばれる宝石に変えた魔法少女に変身 する能力。彼女の武器は剣と突出した治癒能力である。本来なら円環の使いの力として自らが絶望した成れの果てである「魔女」としての力も使えるが、 暁美ほむらによって失われた。 【人物背景】 見滝原中学校2年生の、ごく普通の少女・・・だった人。偶然出会ったインキュベーターによって、想い人であり幼馴染である上条恭介の腕を元通りにするという願いと引き換えに 魔法少女になる。が、自分の魔法少女としての素質が親友である鹿目まどかには 及ばないと言われ、実は自分が人間ではないことを知らされ、あげく上条恭介を親友にである志筑仁美に取られ精神的に追い詰められ絶望、魔女へと変貌してしまう。 しかし願いの力で全ての魔女を円環の理へと導いたまどかにより心身ともに救われ、成仏。 その後暁美ほむらのソウルジェムの世界に巻き込まれたまどかの記憶の 「カバン持ち」として百江なぎさと共にほむらを円環の理に戻そうとする。 だがほむらが迎えられる寸前、「円環の理」から「鹿目まどか」の存在を引き裂くという事態が発生。 それに巻き込まれる形で彼女の変えた世界に残ってしまう。 明るく正義感が強い性格だが打たれ弱い人物。また猪突猛進な人物だと思われがちだが ほむらの本質を見抜くなど洞察力には優れている。 【マスターとしての願い】 まどかを円環の理に戻し、ほむらを救い出す。 【方針】 自らの魔法少女としての力とアサシンの戦闘力を使ってうまく勝ち抜く。 【把握媒体】 アサシン(登太牙):テレビ本編32~48話(DVD8~12巻) 美樹さやか:テレビ本編全12話(DVD1~6巻)+「叛逆の物語」 本編での把握は劇場版前後編でも大丈夫です。
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/25418.html
アサシン 概要 TOPなりきりダンジョンに登場したコスチューム。 登場作品 + 目次 TOPなりきりダンジョン TOPなりきりダンジョンX TOWなりきりダンジョン2 ネタ 関連リンク関連項目 被リンクページ TOPなりきりダンジョン やみにかくれていきる。ひとにすがたはみせられない。それが、アサシンなのさ。 忍者系コスチューム。 ▲ TOPなりきりダンジョンX 防御属性『闇』(耐性:物 弱点:光)影から影へ飛びすさり、相手の隙を突く攻撃が得意なコスチューム ディオ専用の特殊コスチューム。基本動作は忍術系や盗術系を基にしている。 対応武器は短剣。対応防具はクローク、帽子、ブレスレット。 パラメーターはなりきり士比で以下の通り。()内はRANK10にした時のもの。 最大HP +303(+458) 物理攻撃力 +47(+69) 物理防御力 ±0(+10) 術攻撃力 +16(+24) 術防御力 +11(+16) 詠唱速度 ±0 敏捷 +11(+25) ▲ TOWなりきりダンジョン2 闇属性の盗賊系コスチューム。黒いマントや覆面を着けた色黒の「とうぞく」。 盗賊系コスチュームを「こくしょうせき」で変化させるか、闇属性の服を「カギあけセット」で変化させることでこのコスチュームになる。 ボーナスアビリティは「すいじゃくしない」。 レベルアップ時のパラメータ上昇値は最大HP:55、最大TP:8、攻撃力:8、防御力:6、知力:6、素早さ:12。 特殊な服変化は以下の通り。 使用アイテム 変化後の服 条件 りょくしょうせき スパイ 無し せいしょうせき かいぞく きしょうせき さんぞく ししょうせき かいとう てっこうせき トレジャーハンター スティールソード まけんし くろおび はおう ロングボウ スナイパー きょうてん はかいそう くない おんみつ れんきんじゅつしょ ネクロマンサー ダンスシューズ シャドウダンサー キャロ限定 じしょ てんもんがくしゃ 無し シルクハット ジャグラー フリオ限定 ▲ ネタ GB版『なりダン』の説明文は、ハニー・ナイツの歌『妖怪人間ベム』の歌詞が元ネタ? ▲ 関連リンク 関連項目 被リンクページ + 被リンクページ システム:TOPなりきりダンジョン システム:TOWなりきりダンジョン2 システム:スナイパー ▲
https://w.atwiki.jp/acbh/pages/84.html
↓スペースの表示のせいで見づらくなってしまった、ごめんなさい - 名無しさん 2014-08-21 15 54 03 売却額最高値を店ごとにまとめました。 うまく表に出来る方いたらお願いします。 【鍛冶屋】 コーヒー豆 143 銅鉱石 169 金の延べ棒 715 ナツメグ 163 コショウ 1092 トマト 150 サフラン 702 銀鉱石 624 【仕立て屋】 竜涎香 696 緋色の染料 689 クラダリング 176 宝石をちりばめた頭飾り 611 におい玉 150 絹 624 ベルベット 1079 ウール 585 【美術商】 象牙 715 インド産ダイヤモンド 1170 碧玉 605 赤碧玉 598 ウサギの足 20 サファイア 715 テラコッタのつぼ 156 ヴラド串刺し公のコイン 689 【医者】 ミョウバン 1131 数珠 579 香料 26 ヒル入りの瓶 13 水銀 683 ケシ 637 吐酒石 592 トーテム 137 - 名無しさん 2014-08-21 15 51 43 吟遊詩人cの台詞の編集をお願いします。 - 吟遊詩人 2014-07-22 18 35 00 メニューがえらいことになってます - 名無しさん 2012-08-30 01 03 58 トップページに、IIIのwiki(www33.atwiki.jp/aciii)を追加してください。よろしくお願いします。 - 名無しさん 2012-04-18 23 14 33 リンク追加致しました。 - 管理人 2012-04-23 00 11 05 トップページ、「リベレーションズ」でなくて「リベレーション」ですよ - 名無しさん 2011-12-07 20 37 26 ご協力有難うございます。荒らし規制しました。 - 管理人 2011-10-14 02 04 19 また荒らしだ。規制するかなにか対策おねがいします。 - 名無しさん 2011-10-12 23 40 23 荒らし - 名無しさん 2011-10-12 03 53 17 左右メニューが消えていたので復元しましたが、それとは別の新規に作られたページ(?)の削除方法が分からないのでお願いします...すいません - 名無しさん 2011-10-11 23 39 47 トップ Revelationsのやつ貼ってくれませんかやり方がわからないので - 名無しさん 2011-05-21 17 48 05 リンク追加しました。 - 管理人 2011-05-23 21 33 24 ありがとうございます - 名無しさん 2011-05-24 19 09 47 やり方というか、トップの編集権限は管理者のみに限定してあるみたいだよ。 - 名無しさん 2011-05-22 11 35 08 DLC3.0の項目をサブメモリーの所に追加しました。不具合あるようでしたら削除願います - 名無しさん 2011-03-21 19 18 10 ページ作ってもう作成してあることに気づいた・・・。申し訳ありませんが削除願います - 名無しさん 2011-03-21 19 22 31 対応致しました。 - 管理人 2011-03-21 23 43 11 メニューに追記された変な文言は何? - 名無しさん 2011-03-10 01 21 15 修正おつ。荒らしだろう。管理人さん、繰り返すようならIP規制してください。 - 名無しさん 2011-03-10 14 12 32 募集ページを作って!! - AAA 2011-02-17 19 26 28 ギルドチャレンジ(娼婦):クロスボウ20人は、弟子に突入させて混乱している間に、撃ち殺すと楽 - 名無しさん 2011-02-06 22 36 29 ギルドチャレンジ(娼婦 - 名無しさん 2011-02-06 22 35 22 、分割してはどうでマルチプレイヤーの項目大きくなりすぎなのでしょう? - 名無しさん 2011-01-25 03 56 32 マルチプレイヤーの項目が大きくなりすぎなので、分割してはどうでしょう? - 名無しさん 2011-01-25 03 57 21 サイト名の「攻略wiki」を先頭に持ってきてほしい。ゲーム名でググったら名前長すぎで一見攻略wikiと分からない。しかも2ページ目に表示される状態。もう一個のwikiよりこっちの方がわかりやすいから、もったいないと思う…。 - 名無しさん 2011-01-18 20 24 16 2の時からこの表記方法取ってきたから変えるのは難しいかもしれないね - 名無しさん 2011-01-19 17 42 30 このままで良いと思うけど。もし変えるなら「攻略wiki」を英語の後に持ってくるのが良いかな。日本語か英語のどちらかを削るなら日本語の方を削ってほしい。 - 名無しさん 2011-01-19 16 42 47 英語と日本語のタイトルを続けているしトップページにも同じ表記あるから英語を削除するのが一番だろうね。検索する人も英語検索は少ないだろうし - 名無しさん 2011-01-19 01 40 01 中心街最南端のブロックに編集されてるのとは違う台詞の先触れ居たよ - 名無しさん 2011-01-09 07 38 15 アンロック要素のハーレム、究極ギルドバグは箱版ではチート使用後はもとに戻ります。確認済み - 名無しさん 2011-01-05 19 06 24 確認したのなら自分で編集してください - 名無しさん 2011-01-05 23 16 26 隠された真実の考察じゃなくて、攻略法のページが見たい。 - 名無しさん 2010-12-31 09 35 48 収集系・アンロック要素のシンボルのページへどうぞ。 ちゃんと探してください - 名無しさん 2010-12-31 15 29 47 シンボルがなくなってます - 名無しさん 2010-12-31 01 20 57 ん? なくなってないよ? シンボル で見れるし、メニューからも行ける。 - 名無しさん 2010-12-31 19 41 27 PS3のacbhのデータってコピー不可能じゃなかったでしたっけ? - 名無しさん 2010-12-31 00 03 52 コピー不可なのは2だけです。1とBHは可能です。 - 名無しさん 2010-12-31 00 16 39 メニューの「用語解説」が2箇所になってるよ。誰か修正お願い。 - 名無しさん 2010-12-24 17 38 36 その他 と 考察・検証 のどちらを残すのよ? - 名無しさん 2010-12-24 19 13 40 マルチのナイフの説明まちがってね?ナイフ当てても、当てられた側は□連打してれば反撃に暗殺で返せる。確実にナイフで反撃したかったら、ナイフ→煙幕→反撃う - 名無しさん 2010-12-24 17 29 34 質問掲示板と攻略掲示板の意図というか境界が曖昧で、両方に書き込む人がちらほらいるので、片方の名前を変えたほうが良いかと思います - 名無しさん 2010-12-23 01 31 35 ページ名は変えられないみたいなので、名称や方向性(?)を決めてから管理人さんに修正してもらう方向でお願いします。(まぁ、リンクにしちゃっても良いンだけど形式的にね) - 名無しさん 2010-12-23 15 15 34 変えるとしたら名称は「情報提供掲示板」辺り? - 名無しさん 2010-12-23 01 45 38 んー、もっとはっきりした感じの方がいいかと。よくある質問のコメント欄も質問板になってますし、質問用掲示板と雑談用掲示板とかに統一した方がいいのかも - 名無しさん 2010-12-23 14 05 30 質問掲示板は2つになっちゃってるのか。質問掲示板はメニューからいける方に統合して、よくある質問のフォームは、そのページ内に関するコメントにしちゃった方が良い気がする。 - 名無しさん 2010-12-23 15 10 50 クリアでは無くシンクロ率100%でした - 名無しさん 2010-12-22 12 12 28 シークエンス2クリアで手に入るチートの名前は国内版で「鋼の肉体」です - 名無しさん 2010-12-22 12 10 13 反映しました。 - 名無しさん 2010-12-22 13 55 42 管理者さんへ。画像をアップしてほしいのですが?www1.axfc.net/uploader/Img/so/102966 - 名無しさん 2010-12-17 18 51 35 DNAシークエンス5にアップしました - 管理人 2010-12-17 19 14 28 ありがとうございます - 名無しさん 2010-12-17 19 21 50 登場人物の「アサシン一派」ではなく「アサシン教団」が正しいのでは?公式サイトでも「アサシン教団」の記述があります - 名無しさん 2010-12-16 20 53 52 教団に所属していない協力者(そんな立場の人がいるのかわからないけど)も想定しているのでは? - 名無しさん 2010-12-17 17 17 53 "シークエンス1は全編リプレイ不可"とありますが、普通にリプレイできませんか? - 名無しさん 2010-12-16 13 41 40 ここで言うことでは無かったようです。失礼しました。 - 名無しさん 2010-12-16 13 42 26 見にくいと言えばトップページのあらすじの字がちょっと小さく感じます - 名無しさん 2010-12-12 16 42 10 wikiのデザイン、黒だと見にくいんで白のが良いと思います。 - 名無しさん 2010-12-11 18 17 17同じく黒のほうが見やすい。2のwikiも同じだしこれでいいんじゃ? - 名無しさん 2010-12-24 13 22 19 前作のwikiと同デザインですし、このままで良いと思います。フォント色なども黒背景に合わせて指定している箇所もありますし、デザインや色を変更されると、かなりの手間になるかもしれません。 - 名無しさん 2010-12-12 10 34 06 自分は黒のほうが見やすいです - 名無しさん 2010-12-14 06 24 04
https://w.atwiki.jp/tokyograil/pages/84.html
コロマル&アサシン ◆devil5UFgA 「……うるさい」 新月の夜の事だった。 岳羽ゆかりが自室で勉学に励もうとしていた時だ。 静かな夜、の、はずだった。 突如、階下から激しい怒声――――いや、怒『音』が響いた。 鳴き声だ。 犬の鳴き声が、ゆかりの自室まで響いている。 この建物内に犬は一匹しか居ない。 しかし、聡明な犬だ。 余程のことがなければ、慌てふためきはしない。 「……うるさい!」 だから、ゆかりも最初は何か事件が起こったのかと思った。 駆け出すように外へと出て、コロマルへと駆け寄った。 コロマルは、空へと向かって遠吠えをあげていた。 皆が空を見上げ、その宇宙が何の変哲もない新月の空であることを確認し、首を傾げた。 動物の言語を解することが出来るアンドロイド、アイギスに翻訳させれれば『紅い月』が見えるというのだ。 当然、誰一人として新月の空に紅い月を見ることはなかった。 誰もが怪訝な顔をしながら、しかし、遠吠えを続けるコロマルを尻目に自室へと戻った。 それから、一時間、未だにコロマルは遠吠えを続けていた。 「……あー、もう!」 ゆかりはついに堪忍袋の緒が切れ、先程よりも乱暴に廊下と階段を叩きつけながら駆け下りた。 そして、コロマルへと怒声をぶつけた。 「コロマル!アンタちょっと――――」 そこで、言葉が途絶えた。 正確に言えば、怒声をぶつける相手を見失っていた。 「……コロマル?」 そこから、ゆかりの仲間であるコロマルは姿を消していた。 ゆかりは首を傾げた。 コロマルは賢い犬だ、ひょっとすると、ある一部では自身よりも。 そのコロマルの異常行動は、不気味以外の何者でもなかった。 ゆかりは空を見上げた。 月は出ていなかった。 ◆ ◆ ◆ 諸君らはニンジャをご存知であろうか。 そう、平安時代をカラテによって支配した、もはや神話存在へと化した超常の者たちである。 諸君らにとってニンジャとは、もはやお伽噺のような存在なのかもしれない。 しかし、ニンジャは実在する。 古事記に記されている通り、言葉にするのもおぞましい手段を持って人間を支配した半神存在は、実在するのだ。 『ドーモ。お困りのようだな、マスター』 突如、真昼の都会に放り出され、呆けていたコロマルへと語りかけた声もまた、ニンジャだ。 コロマルはその声の主が同種であることに気づいた。 なにせ、人間の言葉ではない。 意味こそ同じだが、それは決定的に違う音だ。 コロマルは、周囲を見渡した。 老若男女、様々な人間が歩いている。 ここは大通り、人間が居るのは自然だ。 しかし、同種――――シバ犬の存在は見当たらない。 『マスターの名は?』 「クゥーン……」 『コロマル、虎狼丸――――トラとオオカミの強さと気高さを持つものか……良き名だ』 コロマルの、通常の柴犬とは比べ物にならない知能。 その知性すらも大きく上回る、圧倒的な知性。 しかし、同時にその声はコロマルの心を揺さぶった。 恐怖で、だ。 コロマルは喉を鳴らす。 姿の見えぬ、威圧者への警戒だけが募る。 「グゥゥゥ……!」 『道理だ、すぐに姿を見せよう』 それは向かいの交差点に、突如として現れた。 コロマルと目が合う。 コロマルは震えた、恐怖に震えた。 『ドーモ、アサシンです』 原初の恐怖だった。 突如現れた狼犬とも呼ぶべき巨大な犬は、しかし、コロマルと同じシバ犬であった。 コロマルとの大きな違いはその巨躯と、身体中についた無数の傷痕だ。 その全てがコロマルの恐怖を誘った! それはコロマルが体験のしたことのない、犬種に刻み込まれた支配者の恐怖だった! 「アオォォォォォン!!!?!??」 ストライダーは空気振動を起こし、同種の犬とニンジャ聴覚の持ち主にのみ聴きとる事のできる言語を操っている。 一方でコロマルは、当然、ニンジャアニマルではない。 残念ながら、コロマルの鳴き声を翻訳することは叶わない。 我々に動物の言葉を解する能力はないのだ! 「アオーン!?ゥグゥ……アオーン!」 突如として行動が乱れたコロマル。 聡明な読者諸氏には想像がつくだろう。 そうだ、NRS(ニンジャ・リアリティ・ショック)症候群だ。 ニンジャは人間だけでなく動物をも支配していた、古事記にもそう書かれている。 コロマルの中のニンジャに対する恐怖が心中を暴れまわっているのだ! 『落ち着け、コロマル=サン』 「アオオオーーーン!」 遠吠えを続けるコロマル。 これがNRS症候群であることは、聡明なアサシンも理解できた。 故に、ただ静かに待った。 コロマルの雄叫びは続き、続き、続き――――やがて、収まった。 荒く息を吐くコロマルへと、アサシンは静かに言葉を続けた。 『私はアサシン、真名はストライダー。マスターも承知の通り――――』 アサシンのサーヴァント、ストライダーは小さく言葉を切った。 コロマルは喉を鳴らし、アサシンの言葉を待った。 『ニンジャだ』 「アゥオォォォォオーーーン!!!?」 『落ち着け、コロマル=サン』 「アゥオ、オオオォォォォォォォオーーーン!!!?」 『私は敵ではない、コロマル=サン、わかるか、コロマル=サン!』 再びのNRS症候群! ストライダーもまたこれは想定外だった。 コロマルの鋭い瞳から、ニンジャに抗えるドッグであると見抜いたからこその吐露であるというのに…… 「アオ、グゥ……ゥ……」 そんな中で、コロマルは小さく、何かを零すように息を整える。 コロマルの内側から、仮面の力が漏れだす。 ペルソナ――――己の中の己を、普遍的無意識、あるいはコトダマ空間に沈んだ己を、神や悪魔の姿で顕現させる御業。 コロマルはそんな技を身につけていた。 だからこその、異常なまでのニンジャソウルへの忌避があった。 『そうだ、コロマル=サン。コロマル=サンは詳しい、知能指数も実際高い。だからこそ落ち着け』 ストライダーは何処からか手に入れてきたらしきズバリドリンクをコロマルへと渡す。 コロマルは息を整えながら、浴びるようにズバリドリンクを口にした。 「アー……クゥーン……」 『聖杯戦争については理解しているな、コロマル=サン』 さながらズバリ中毒者のように、コロマルは息を吐く。 ストライダーはコロマルへと語りかける。 コロマルは頷くが、顔をしかめた。 我々にはわからないが、少なくとも、ストライダーはコロマルの顔の変化を見ぬいた。 『願いはあるか?』 「……」 『なければ、良い。帰巣本能が揺さぶられているのならば、帰巣しよう』 「クゥーン……」 『私はニンジャアニマル、超常の犬。この力を持って、マスターの願いに尽力する。 帰ろう、『家』へと』 家。 その言葉に、コロマルは揺れた。 仲間が待っている。 家族と呼べるかはわからないが、大事な仲間だ。 「オンッ!」 短く吠えた。 ストライダーは、笑った。 【クラス】 アサシン 【真名】 ストライダー(タロウイチ)@ニンジャスレイヤー 【パラメーター】 筋力C 耐久D 敏捷A+ 魔力E 幸運C 宝具- 【属性】 中立・中庸 【クラススキル】 気配遮断:B- サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を絶てば探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。 ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【保有スキル】 縮地:B 瞬時に相手との間合いを詰める技術。多くの武術、武道が追い求める歩法の極み。 単純な素早さではなく、歩法、体捌き、呼吸、死角など幾多の現象が絡み合って完成する。 つまりは、カラテだ。 気配察知:B+ 周囲の気配を察知する超感覚、同ランクまでの気配遮断を無効化する。 犬のニンジャアニマルであるストライダーは高い気配察知スキルを所持している。 仕切り直し:C 戦闘から離脱する能力、不利になった戦闘を初期状態へと戻す。 一度は敗北した状態から復讐を成し遂げたストライダーは仕切り直しのスキルを持つ。 【宝具】 『猿神退治(ストライダー)』 ランク:- 種別:- レンジ:- 最大捕捉:- ストライダーに憑依したニンジャアニマルのソウルであり、厳密には宝具ではない。 憑依したニンジャアニマルとしての意識はすでに消滅している。 ストライダーはこの宝具によって超犬的な身体能力を所持している。 また、世界各地に残る『猿神退治』の逸話によって、邪悪なモンキーのニンジャに対して強いアドバンテージを得る。 【weapon】 己の牙と爪を武器にして戦う。 また、ニンジャソウルの昂ぶりによって、マフラーめいた襤褸布を生成する。 【人物背景】 ニンジャに飼い主を殺されたシバ犬、タロウイチ。 彼自身も死の淵にあったその時、謎のニンジャソウルが憑依。 一命を取り留めたタロウイチは『ストライダー』、動物であるニンジャのニンジャアニマルとなり。 復讐の戦いに身を投じる。 近未来都市『ネオサイタマ』を舞台に、ストライダーvsニンジャの死闘が始まった。 【マスター】 コロマル@Persona3 【マスターとしての願い】 なし、高い察知能力と知性を持つがために紅い月を発見してしまい、半ば強引に参加させられた。 【weapon】 首輪が『ペルソナ』と呼ばれる実体を持つ超能力を発動させるためのキーとなっている。 また、苦無を口に加え、相手を切り刻む。 【能力・技能】 ペルソナ召喚 召喚器である首輪によって普遍的無意識、あるいはコトダマ空間に眠る己、『ケルベロス』を呼び寄せる。 ケルベロスは炎や呪いの呪文を唱えることが出来る。 【犬物背景】 長鳴神社の神主の愛犬、柴犬のアルビノ。 アルビノであるため、生後間もない頃は体が弱かったらしい。 漢字表記では「虎狼丸」という、ものすごく強暴そうな字が当てられている。 というのも、虎狼丸という名前は飼い主である神主の「せめて名前だけは強くあってほしい」という思いからつけられたものだとか。 義理堅く男らしい性格、忠犬を絵に描いたようなキャラクター。 一時期の自分と似た境遇のノラ犬に対して自分のエサを持ってくるといった、他の犬に対しても面倒見のいい一面も。 【方針】 帰宅する。
https://w.atwiki.jp/raps/pages/50.html
手札+1,ライフ-4 あなたがコントロールするクリーチャーは二段攻撃と防衛を得る。 あなたはあなたがコントロールしているクリーチャーのパワーに等しい値のマナを支払うことで、防衛の効果を無視して攻撃に参加させる事が出来る。
https://w.atwiki.jp/winterfate/pages/39.html
ぐつぐつと、シチューが煮えていた。 鍋から漂ってくる濃厚な香りは、並外れて敏感な嗅覚を刺激する。 より正確には、肉の臭いなのだが。 「それで、Mrs.リョーコ。方針は決まりましたかな?」 鍋を掻き回しながら、サーヴァント…アサシンは、マスターへと問いかける。彼女は静かに、頭を降った。 それを見たアサシンは、対して落胆したような風もなく…… 「大丈夫ですよ。悩み、選択するのは貴女のように今を生きるものの特権。せめてシチューが煮え上がるまでの合間くらいは、存分に悩みなさい。Mrs.リョーコ」 彼はそうしている合間にも、作業の手を止めなかった。 アサシンのマスター……笛口リョーコは喰鬼である。彼らは人肉のみを食料とする、社会からは排除される化物。 だが、リョーコは人を直接に狩ったことはない。 それは、笛口リョーコという女性が、人食いの種族とは思えないほど、争いを好まない、比較的穏やかな性格をしているからだ。 それは美徳と言えるかもしれないが、優柔不断とも取れる。 聖杯戦争、彼女はこの争いで、他者を殺めることに躊躇していた。 つまりーー踏ん切りがつかないのだ。 「焦る必要はないのですよ。貴女も混乱しているでしょうし、落ち着いて考えてください」 煮えきらない態度のマスターに、アサシンは、紳士的な態度で対処してくれた。 「こうした方が落ち着くでしょうから」と、こうして食事を用意してくれてもいた。 もっとも、喰鬼であるリョーコは食べられないのだが。 「…………」 叶えたい願いはないのか?それは違う。 聖杯への願いは、確かにあった。 冬木にやってくる前に、リョーコは死んだ。いや、殺された。 CGO……喰鬼対策局の鳩に、駆除されたのだ。 幸いにも娘…雛美だけは逃がせたが、夫も殺され、ひとり残されたあの子を思うと不安に駆り立てられる。 もしも、もしもまた、夫と雛美、家族三人で暮らせるのなら…… 「アサシンさん」 「何ですかな?」 仕込みが終わったのか、シチューを皿に盛り付けていたアサシンが聞き返す。人を安心させるような微笑みを浮かべていた彼だったが、リョーコの真剣な表情を見て気を引きしめたのか、真顔になる。 そんな彼に、笛口リョーコは、彼の目を見て、はっきりと告げた。 「私は……聖杯が、欲しいです。 …協力、してください」 無言で続きを促すアサシンに、リョーコは時分の胸の内を正直に話した。彼女が秘匿するべき喰鬼のことも含めて、この冬木にマスターとして召喚される前の、すべてを。 「家族とまた一緒に居られるのなら… 私は、私はーー」 アサシンはそっと、彼女を制した。その痩せぎすの顔に柔らかな微笑みを浮かべ、彼が発したのは肯定だった。 「大丈夫ですよ。こうして私のような者が、かの聖杯に招かれたのも何かの縁です。勿論、つつしんで協力させていただきますよ。えぇ」 その言葉に、ホッとしたように胸を撫で下ろした彼女に、しかしアサシンは付け加えるようにこう告げた。 「ところで、私が貴女のために協力するのは構わないのですが、あれです、投下交換……という言い方は風情がないですが、ちょっとしたお願いがありまして、いやなに、そんな難しいことではございません。ちょっとした、本当に簡単にできることですのでご安心を」 彼が懐から取り出した物を見て、リョーコは顔色を変えた。 それは半分に切られ釘の打ち込まれたベルトだった。 それを彼女の手に押し付けると、彼は何時もと換わらずにこやかに申し出た。 「これで私の尻を殴ってください。全力で」 意味がわからなかった。 「……は?」 呆然とするマスターを放置しつつ、「すみません。説明が足りなかったですね」と謝罪しつつ、アサシンは話を続ける。 「家族と共に過ごしたい? えぇ、素晴らしい願いですね。では私の願いは世界平和なんてどうでしょう。…いや、そんなことは置いておきましょう。些細なことです。 大事なのは、私は人に叩かれるのが好きだ。ということです。鞭や板が私の尻を叩くのが快感なのです。 サーヴァント……というのは、奴隷。という意味も込められています。つまり、貴女のサーヴァントである私は貴女の奴隷ということ。 つまり奴隷の躾はリョーコ、貴女の義務であり、つまり私を満たすのは貴女でなくてはならやいのです」 説明を聞いても良くわからなかった。 「さぁ!! 叩いてください! Mrs.リョーコ!!私を満たすのです!さぁ!!」 そこには、未亡人に尻をつき出す老紳士というシュールな光景が繰り広げられていた。 (……帰りたい) 笛口リョーコという喰鬼は、切に願うのだった。 【クラス】 アサシン 【真名】 アルバート・フィッシュ 【原典】 史実 【パラメーター】 筋力C+ 耐久B+ 敏捷C+ 魔力C 幸運C 宝具B 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば、探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは困難。 【保有スキル】 精神汚染:A(EX) 精神が錯乱している為、他の精神干渉系魔術を高確率でシャットアウトする。 アルバートが紳士という自分を偽っている限り、意思疏通は成立するように見える。……ときおり本性が覗くだろうが。 平時ですら最高ランクの精神汚染は、満月の夜に評価規格外へと至る。 マゾヒスト:B 欲望に身を任せることで痛みによる恐慌や畏怖を無効化するが、 戦闘中の状況判断に悪影響を及ぼす。 このランクであれば、ダメージを受けるごとに一部パラメーターが上昇していく。 サディスト:B 欲望に身を任せることで、こちらが攻撃している間、 他者からの干渉を高確率で無効化する。 拷問技術:B 卓越した拷問技術。 拷問器具を使ったダメージにプラス補正がかかる。 彼は、ありふれた道具を用いたオーソドックスな拷問を極めている 【宝具】 『満月の日に狂え、殺人鬼よ(ムーン・マニアック)』 ランクB 種別:対人宝具 レンジ:― 最大捕捉:― アルバート・フィッシュが得た異名「満月の狂人」を基として具現化された宝具。 満月の日にのみ発動できる宝具で、発動後のアサシンは、バーサーカーのAランク『狂化』に匹敵するほどの高い戦闘力ボーナスを獲得出来る。 ただし、一度この状態に至ったアサシンは『精神汚染』スキルがEX(評価規格外)までランクアップし、普段の紳士的な態度をかなぐり捨てて快楽を貪ろうとするため、マスターの制御下を離れ暴走する可能性が非常に高くなる。 場合によってはマスターすらもアサシンの加虐・被虐の対象となるため、発動は危険極まりない。 朝になれば強制解除される。 『人を貪る、喰人鬼(ミスターグレイマン)』 ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:2 アサシンの行った食人を体現する宝具。 人間を殺し、調理し喰らうことで全パラメーターが上昇していく。 普通の人間を食らった場合、ランクを一つ上げるのに最低でも百人喰らう必要がある。 アサシンが倒したサーヴァントは消滅せず、それを調理し、喰らうことによって、喰らった相手の持つスキルや肉体に依存する宝具を使用することが出来る。 得られるスキルや宝具は相手の耐久が低ければ低いほど多くなる 【weapon】 『食人鬼の調理鞭』 アサシンが制作・使用した半分に切られ釘の打ち込まれたベルト。 アサシンは子供の肉を柔らかくするために、これで子供たちを鞭打ちにした。 アサシンはこの鞭を『地獄の器具』と呼んでいる。 相手が、これによりダメージを受けると耐久のパラメーターがダウンする 【外見】 シルクハットを被ったちょび髭。 【人物背景】 アメリカの連続殺人者、食人者。 「満月の狂人」、「グレイマン」、「ブルックリンの吸血鬼」などの異名で知られている。 正確な数字は明らかではないが、多数の児童を暴行して殺害(1910年から1934年までに400人を殺したと自供) 肉を食べる目的で殺害された児童もいる 。また、成人も殺害しているとされる。なお、「満月の狂人」という異名は、犯行が満月の日に行われたことが多かったことに因む。 アメリカ犯罪史上最悪の殺人鬼と呼ばれている。 彼はマゾヒスト、サディスト、ペドフェリア、糞性愛、尿性愛など数多のフェティシズムを患っていた。 幼少の頃より鞭で叩かれることを喜び、その最中に勃起した。 自らの子供に尻を叩かせ、射精を見せつける。 自慰行為で、自らの陰茎に29もの針を突き刺した。 また、彼はライターオイルをしみこませた綿球を自身の直腸に入れて火をつけ、身体の内部が焼けるような感覚に酔いしれたと言う。 この頃に、貧しい黒人を殺しはじめ遺体を食らい、尿や血液、排泄物までを食べたという。 彼が逮捕された事件では、気のいい老人を演じて少女やその両親を信頼させ 、 誕生パーティに連れて行くという名目で誘拐し殺人、シチューにして食べたのである。 彼は食べた少女のシチューを「うまかった」と語っている。 彼は死刑執行人により電気椅子に皮ひもで固定されている際にも、 電気処刑の執行を「一生に一度しか味わえない、最高のスリル」、「わくわくしますよまだ試したことがないですから」と言って、喜んでいたという。 【サーヴァントとしての願い】 サーヴァントとしてリョーコに従う ……従うことで、快楽が満たされるのならば、だが 【マスター】 笛口リョーコ@東京喰鬼 【能力・技能】 喰鬼。赫子は甲赫。 【人物背景】 笛口雛実の母親である喰種。 夫の笛口アサキはCCGに殺害された。 自分で人を殺すことができないため、あんていくから食料を分けてもらっていた。 【マスターとしての願い】 家族に会いたい
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/5208.html
autolink FZ/SE13-26 カード名:“妄想幻像(ザバーニーヤ)”アサシン カテゴリ:キャラクター 色:青 レベル:2 コスト:2 トリガー:1 パワー:6500 ソウル:2 特徴:《サーヴァント》?・《仮面》? 【永】このカードと同じカード名のカードは、デッキに好きな枚数入れることができる。 【永】他のあなたの「“妄想幻像”アサシン」すべてに、パワーを+1500し、『【自】アンコール[手札のキャラを1枚控え室に置く]』を与える。 群にして個のサーヴァント レアリティ:C illust. 12/01/23 メールマガジン 12/02/20 今日のカード 原作を知る人の中には予想していた人もいるのではなかろうか。 プリニー隊、妹達、バジュラ(小)、バジュラ(大)に続く、5種類目のデッキ投入枚数無制限カードである。 2枚並べるだけでも2/2/8000と通常のレベル2アンコール持ちと同等のスペック、5枚並べられれば全面で2/2/12500…と、その効果もなかなかのもの。 とはいえやはりレベル2であるため、各種効果の範囲に引っ掛かりやすい。 特に聖剣の担い手セイバーや幻想猛獣などの大型除去を喰らうと一気に弱体化するため、十分注意しなければならない。 効果の性質上、おめかし長門の効果にも対抗しうる、ある種貴重なカード。 ゲームマスター綺礼などの効果でレベル1から出すことも可能だが、周りにレベル1のアサシンが並んでいても自身はアンコールを持たないしパワーも大して変わらない。 ファンデッキに入れて原作再現とするのも面白いが、入れない方が原作らしいとも言える。 ・関連カード カード名 レベル/コスト パワー/ソウル 色 備考 “妄想幻像”アサシン(レベル1) 1/0 4500/1 青 同名カード
https://w.atwiki.jp/f_go/pages/2633.html
2017年夏イベント「デッドヒート・サマーレース」で実装された期間限定の星4アサシン。 ステータスはバランス型。他の星4アサシンと比べてHPが高くATKが低めとなっている。 しかし、Q3枚構成が多いアサシンの中ではA2Q2B1とアーツ寄りの性能をしている上に、後述する第3スキルのおかげで素殴りの火力差は感じづらい。 カード性能は標準的。Aが2hit、Qは3hitのため、稼げる星もNPも多くはないが少なくもない。 星出しには期待せず、A始動ボーナスのためのカード供給やArtsチェインの確率を上げてパーティ全体の宝具回転を上げる役割を任せることができる。 キャスター時と秩序・善なのは共通だが属性は地→天に変化している。 スキル 【スキル1】白き御衣 A CT 7-5 ナーサリー・ライムの持つ「変化 A+」とほぼ同様のもの。 スキル使用時、特に1ターン目は最大60%と非常に高い防御力を誇る。CTも短めで取り回しが良い。 【スキル2】ビーチパニック EX CT 9-7 ターゲット集中&最大2000のダメージカット状態を自身に付与する。 第1スキルと合わせるとボスからのクリティカルすらかすり傷に抑えられるほどの耐久力を得られる。 持続1Tに加えてCTは7~9Tと持続的なフォローは苦手なので使い所は吟味しよう。 【スキル3】熱砂の王道 A CT 8-6 自身の火力とNP効率を引き上げる優秀なバフスキル。 攻撃力の上昇値は、諸葛孔明の持つ「軍師の指揮 A+」、NP獲得量は限凸した天の晩餐とそれぞれ同等と良好。 宝具威力アップも攻撃力上昇と乗算になるため実質1.56倍となり、数値だけを見れば「魔力放出 A」以上となる。 CTも効果の数や倍率の割に短いので、平凡なNP効率とアサシン故の低火力を補える。 宝具「 穢れを漱げ、青く美しきナイル (スネフェル・イオテル・ナイル)」 全体攻撃Arts宝具。アサシンの全体宝具は貴重。 ダメージ前に即死&ダメージ後に敵全体の防御ダウン。 Arts属性で全体に3hitずつするため、攻撃で敵の数×7~10%程度のNPを回収することができる。 しかし、即死した敵からは攻撃hitによるNP回収ができない仕様には注意。 総評 総じて、攻防共に優秀な自己バフと雑魚の露払い能力を備え、いざという時には盾役もこなせる万能型。 火力や防御性など一方向に突き詰めた運用方針を目指すと器用貧乏になりがちだが、カード構成やライダーの攻撃からの盾になれる点でキャスターとの親和性が高いのは魅力的。 尖った部分を持たない代わりに仕事するための要素は単体で持ち合わせているため、クエストや編成に合わせた礼装選択で必要なところを伸ばすようにすると扱いやすい。 エースとサポート役キャスターを3waveまで護送しながら、彼らのためのAカードを供給しよう。 同じく星4アサシンで全体宝具&ターゲット集中持ちのスカサハ〔アサシン〕がライバルとなる。 宝具レベル5が基本のスカサハは瞬発力ではほとんどの場合こちらに勝るが、Artsによる宝具回転と本体の耐久性の高さで十分に差別化出来る。 瞬間火力と星が必要ならスカサハを、持続的な火力回転と落ちない盾役が欲しいならこちらを起用するのが良いだろう。 相性の良い概念礼装 礼装はフォーマルクラフト等のArts上昇系か、場持ちの良さを生かせる2030年の欠片などの毎ターンスター獲得系がおすすめ。 防御性に着目する場合は鋼の鍛錬も可。 とはいえ様々な役割をこなせるので自身の運用に沿った礼装をつけるのが良いだろう。 敵からの攻撃が熾烈になってきた昨今では、ぐだぐだ看板娘と第2スキルを順に使い、確実に4Tの間ライダーからキャスターを守る運用も面白いかもしれない。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/2129.html
登録日:2009/10/05(月) 02 38 06 更新日:2024/04/14 Sun 23 11 26NEW! 所要時間:約 19 分で読めます ▽タグ一覧 FGO Fate GO TYPE-MOON Zero stay night アサシン サーヴァント ザバーニーヤ ハサン・サッバーハ ハートキャッチ 不遇 人気 今日もどこかで仮面が割れる 仮面 全員で一つの名前 呪腕のハサン 妄想心音 暗殺者 気配遮断 EX 真アサシン 稲田徹 空気キャラ 裏方 \アッサシーン/ もとより暗殺者(われら)は影に潜むもの。 そのような役割に選ばれる英霊など、初めから存在しない。 『Fate/stay night』に登場する、第五次聖杯戦争での本来の暗殺者のサーヴァント。 CV:稲田徹 『Fate』シリーズ全体における「アサシンクラスのサーヴァント」については、こちらの項目で。 ●目次 ○データ ○概要 ○真実 ○人物不遇ポジション ○戦闘能力◆宝具◇妄想心音(ザバーニーヤ) ○本編での活躍「Heaven's Feel」(間桐桜ルート) ◆『Fate/Labyrinth』 ◆『タイガーコロシアム』 ◆『Fate/Grand Order』性能(呪腕のハサン) 人物(呪腕) 第一部第六章「神聖円卓領域キャメロット」 その他のイベント ○データ ◆ステータス プロフィール 身長:215cm(この身長は自己改造分も含む) 体重:62kg 誕生日:不明 血液型:不明 イメージカラー:白(月光) 特技:隠密、忍耐、スリ 好きなもの:自分用のダーク、忠義、寝正月 苦手なもの:自分以外 天敵:自分以外の歴代ハサン18名 属性:秩序・悪 パラメータ 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 B C A C E C ◆クラス別スキル 気配遮断:A+ 完全に気配を断ち、発見することは不可能に近い。ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 ◆保有スキル 投擲(短刀):B 短刀を弾丸のように放つ能力。威力はアーチャーの矢に匹敵する。 風除けの加護:A 風の魔術に対する耐性。 砂漠で活動する事の多いハサンにとって、暴風(ジン)避けの呪いは必須。 作中では風王結界を無効化した。 自己改造:C 自身の肉体に異なるモノを付加する。ランクが高い程、正純の英雄から遠ざかる。 真アサシンは悪魔の右腕を自身に付け加えている。 ○概要 顔に髑髏の面をつけた、長身で全身黒タイツの男。 体格は筋肉質とも骨が浮き出たガリガリとも言い難く、どこか不気味で異質。 登場当初は死神のような黒いローブを見に纏っていたが、セイバー戦でいつの間にか脱げていた。 劇場版では終始ローブ姿のまま活動をしており、黒タイツ姿を晒す事は無かった。 最大の外的特徴は「自己改造」スキルで得た、恐ろしく長い真っ赤な「悪魔の右腕」。 この腕はシャイターンの右腕を改造により自身に付け加えたもの。普段は折り畳まれた腕を黒い布でグルグル巻きにして隠している。 宝具の真名開放により赤い腕が露出し、一直線に対象の胸まで伸びていく。 当初は外法召喚が原因でカタコトでしか話せないオツムの弱い子だったが、ランサーの心臓を食らうことで大幅パワーアップして尚且つオツムが成長する。 この時の成長前と成長後の稲田氏の絶妙な演じ分けは是非注目していただきたい。 ○真実 真名はイスラム教の伝承に残る暗殺教団の教主「山の翁」の一人「ハサン・サッバーハ」。彼はその歴史の中で1273年頃に在位していたとされる。 ハサンは襲名制という都合上、後のシリーズに登場するハサン達との呼称の区別のため、『FGO』にて「呪腕のハサン」という二つ名が設定された。 マスターは間桐家当主である間桐臓硯。 第五次聖杯戦争ではアサシンの座に佐々木小次郎がいるが、あちらはキャスターの不正召喚によるイレギュラーなアサシンであり、元来呼ばれるべきアサシンとは、この真アサシンのことである。 冬木の聖杯戦争で召喚されるアサシンは「アサシンと言うクラスそのもの」が触媒であるため、その全てがハサンとなる。 何故かというと暗殺教団「山の翁」の長が代々「ハサン・サッバーハ」を襲名した結果起こった状況であるため。(*1) また、切り札たる宝具の読みは全て「ザバーニーヤ」。自らの奥義を共通する名前に隠しているとされる。 【各作品に登場する色んなアサシン】 ◇『空想電脳』のハサン(Fate/hollow ataraxia) 「夜の聖杯戦争」で第三次聖杯戦争に参加したと思われるハサン。 子供のようなサイズだがその敏捷性はやはり異常で、バゼットのラッシュを平然と躱してのけ、 逆にパンチを繰り出した彼女の腕にひょいと乗るや、唖然とする彼女に手を伸ばし、宝具『空想電脳』(ザバーニーヤ)で殺害した。 ちなみにこの宝具は「敵の脳を爆弾に変えて起爆させる」というもので、バゼットは生き返った直後、その時のことを思い出して気分を悪くしていた。 なお、マスターは人形遣いだったという。 ◇百の貌のハサン(Fate/Zero) 第四次聖杯戦争では19代目の「百の貌のハサン」が登場。 詳しくは該当項目へ。 ◇静謐のハサン(Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ) 『Fate/Prototype』の前日譚であるこの作品には体液すべてが猛毒である「静謐のハサン」が登場。prprしたら余裕で死ねる。 詳しくは該当項目へ。 ◇初代ハサン“山の翁”(Fate/Grand Order) 初代の山の翁であり、「初代にして最後の翁」と歴代のハサンからは呼ばれる。 2代目以降の襲名により名乗られる「ハサン・サッバーハ」ではなく、本来の意味で「ハサン・サッバーハ」の真名を持つ者。 詳しくは該当項目へ。 ◇煙酔のハサン(Fate/Grand Order) キャラとしては未実装だが第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』で登場。 碌に実力も見せることもなく退場したが、実際には歴代ハサン・サッバーハの中でも「暗殺技術は初代に次ぐ」と称される程の指折りの暗殺者で、 世界を「酔わせる」ことで敵の攻撃と自分自身を煙のようにかき消してあらゆる攻撃を透過する宝具「異想追憶」の使い手だったと別の作品で明かされている。 ◇アサシン(Fate/strange fake) 正確にはハサン・サッバーハではなく、名前すら与えられず、狂信者と言われた女性。 ハサン・サッバーハではないため、髑髏の面をつけておらず、素顔がある。 『百の貌のハサン』と同じ時代に生きた女で、生前はアサシン教団の中でも狂信者と言えるほど異常に高い信仰心を持った信者だった。 ハサンを目指して凄まじい修練を重ねた結果、歴代ハサンの全てのザバーニーヤを再現できるほどの実力を有したが、所詮はパクリという事でハサンを継ぐ事はできなかった。 尚、百の貌の「妄想幻像」は同世代だった為、会得の為の修練をしておらず使用できない。 選ばなかった理由には数年で全てのザバーニーヤを会得した彼女の愚直さ、その才能を恐れた事や、暗殺者でなく戦士としての側面が強い事が理由らしい。 実際2巻ではアサシンのクラスなのに正面から敵陣に乗り込んでいたりする。更に言うとザバーニーヤを多数の人前で大盤振る舞い使う時点で歴代のハサン・サッバーハを冒涜している。 聖杯や歴代ハサン達を惑わす聖杯戦争そのものこそ嫌っているが、異教徒に対しても敵意を向けられない限りは殺人は行わず、「将来同じ宗派になるかもしれない」として改宗をすすめる程度に留まるなど良心的。 彼女自身はハサンに選ばれなかったことに自分のまっすぐすぎる性格という事情もあったとは露にも思わず、ひとえに自分の信仰心や能力が足りなかったせいだと思っている。 サーヴァントとして召喚されたが、イスラムの神は杯など持たないとして召喚したマスターのジェスターを殺害。 以後は異端の魔術師を排除し、かつての長たちをも惑わした『聖杯戦争』そのものを破壊するべく行動する。 ……ちなみに、同じく召喚されたランサーのエルキドゥとは、天敵と言ってもいいレベルで相性が致命的に悪い。 なぜかと言うと、エルキドゥは近距離での同ランクまでの気配遮断スキルを無効化する『気配感知(A)』スキルを保有しており、そして彼女の気配遮断スキルランクはA-。 アサシンの持ち味である気配遮断スキルが、エルキドゥ相手には完全な死にスキルになってしまうのである。 そのため暗殺を狙うのはほぼ不可能であり、かといって今作最強レベルの実力を持つエルキドゥに真正面からのガチンコを挑むなど、無理ゲーにも程がある。 2巻ラストではよりにもよってそのエルキドゥが拠点にしている森へと足を踏み込んでしまった……先行きがあまりに不安である。 ◇真アサシン(Fate/strange fake) 『strange fake』2巻ではなんとクラス欄に「真アサシン」と表記された2体目のアサシンが登場。 影灯籠:ランクA 影と同化し暗闇から魔力を得る事ができ、令呪を用いられなければマスターへのステータス隠匿も可能 気配遮断:ランクEX 世界そのものと同化。攻撃に転じる時はA+にダウン のスキルを保有する。 この2つのスキルが凄まじく、これにより世界と影に同化する事ができ、 なお且つ影灯籠によって、暗闇にいる限りマスターの魔力供給は不要で姿は見えず気配を感じず消費魔力は低燃費の可能性も秘めているサーヴァント。 そのため召喚時にはマスターも姿形を認識できず魔力が通じ合っているのかすら分からなかったため召喚に失敗したと思い込むほど。 初めての会話シーンも暗闇の中にまぎれて登場しいつの間にかマスターの背後に回り、信念を問い、 また暗闇に消えてゆくという純粋な暗殺者らしい雰囲気と死神の如き大物感を漂わせている。 SNでは活躍はしたものの他の人物たちに良いところをもっていかれ、 Zeroでは活躍できるスペックをもちながらも活躍できず、 Apoでは登場すらできず、 CCCではAUOジョークのネタにされる等、 いまいち活躍に恵まれなかったハサン界に現れた超新星。 上述した通りアサシンの天敵であり暗殺不可能と思われていたエルキドゥにすらも暗殺を仕掛けられるという、思わぬダークホースの出現である。 女アサシンとの絡みを含めて今後の活躍が期待される。 ちなみに後書きによるとステータス自体は歴代ハサンよりは低めらしい。 また、登場こそしないが、イスラムと敵対したことがあるリチャードが、当時のハサンについて語る場面がある。 戦場に乱入してきた死徒を討伐するために、リチャードや彼の好敵手と共闘したそうだが、 狂信者によれば戦争後に「リチャードは恐ろしい」と周囲に言いまわっていたらしく、そのエピソードが彼女の世代まで語り継がれるほどにリチャードを恐れていた様子。 同胞のためとはいえそんな男と共闘するあたり、仕事に私情を挟まない人物だったと推測できる。 ◇耀星のハサン(Fate/Grand Order) オーディオコール奏章Ⅱ『不可逆廃棄孔 イド』にて登場。静謐のハサンの先代のハサン・サッバーハ。 一人称は「オレ」の少年で、努めて冷徹にして怜悧な言動を心掛けている一方で、感受性の「最後のかけら」を暗殺者の長となってなお拭い去れず、 ドライな言動の節々に面倒見の良さが見え隠れする。 如何なる事情か、本来はアヴェンジャーのクラススキルである「忘却補正」のスキルを所持しており、かつて召喚された時の記憶を持ち込んでいる。 ◇『Fate/Apocrypha』 14騎が競う聖杯大戦においては、残念ながら微塵もハサンの出番は無い。 この世界では冬木の大聖杯が強奪されたことで聖杯戦争の儀式法が大部分流出してしまい、世界各地で最大5騎規模の亜種聖杯戦争が多発している。 その過程で、19人全てのハサンの能力は完全に露呈してしまった(この頃は初代ハサンの設定が無かったため、この世界の初代ハサンがどうなっているのか不明)。 が、マスター殺しのプロたるハサンはそれでも尚脅威であり、 まずこのハサン対策、そしてハサンを引いた人間はハサン対策をどう掻い潜るかが、聖杯戦争の第一段階における目玉となっている。 下手すれば接近戦に持ち込まれて即敗退するが、亜種聖杯戦争の中には、たった3日でハサンとそのマスターが全マスターを殲滅して優勝したケースもあるという。 今、ハサンが熱い。 ……が、今度は逆に、対策され尽くしたハサンから、敢えて抜け出す別の博打に出る者も出てきた。 このハサンは「(聖杯に絡む)西洋基盤に基づく英霊」の中から、「暗殺者という概念ないし単語そのもの」を触媒にしているために、 暗殺者クラスでは決まって彼ら19人のうちの誰かが召喚される。 しかし、召喚の際に詠唱を工夫し、更に具体的な触媒を用意すれば、別の暗殺に長けた英霊を召喚することも可能。という裏技が発見された。 そんな訳で、この聖杯大戦における彼らの出番は無かったという訳である。 やはりハサンは熱くなかった。 ちなみに『Fate/EXTRA CCC』にて「アーチャー」は最高のクラスと断言した人によれば、 「ハサンとはサーヴァント界一不遇な者の名」 らしい。 おまけのこの人には「破産」と「ハサン」をかけた実に下らない(言った当人はセンスがあると思っている)AUOジョークのネタとして使われた。 まあぶっちゃけアヴェンジャーのアンブッシュで即死させられた慢心王が何を言ってるんだっていう話でもある ……え?ハサンより暗殺上手そうなアーチャーがいるって?知らんなあ。 ○人物 数百年の妄念か。私には理解できぬが──── 魔術師殿は、この私のマスターに相応しい。 よかろう。人として扱われなかったモノ同士、共に永遠を目指すとしよう──── 今回聖杯戦争の召喚に応じたのは、間桐臓硯の目的「不老不死」が自身の目的と似通っていた為。 聖杯にかける望みは、生前捨てた自らの顔と名前を取り戻し、一人の「ハサン・サッバーハ」として己の名前を永遠に残す事。 一見意思疎通なんて到底不可能っぽい外見だが、実際はマスターを絶対に裏切らず、命令には忠実で義理堅い性格。(*2) だからといって決して彼が善人という訳では全く無いのだが、自分自身に課したルールは必ず守り通すため、真アサシン自身は悪人であっても外道では無い。 臓硯の悪行に文句も言わず感情も持ち込まず、淡々と手を貸すのもそれが「マスターの命令」であり、あくまで「仕事」として行なっているからである。 皮肉なことに、マスターとの関係は第五次参戦サーヴァントの中でもトップクラスに良好であった。 そのため、「英霊の格は低いが、仕える者としては間違いなく一流」と評される。ある意味彼こそ本当の意味で「Servant(召使い)」だと言えるかもしれない。 不遇ポジション と に か く 不 遇 。 登場するのが桜ルートのみである為、『SN』に登場するサーヴァント達の中で最も影が薄いと言ってもいい。なにもそこで「気配遮断」スキル発動しなくても…… 同ルートの映像化が長らく行われなかったため、「映像媒体で稲田ボイスで喋って動く真アサシン」が観られたのは2017年の劇場版公開まで待つしかなかった。 更に『hollow ataraxia』では五次英霊の中で、唯一の未登場。(花札の絵柄では登場したが) 格ゲーの『unlimited codes』では五次英霊の中で、やっぱり唯一の未登場。 『プリズマ☆イリヤ』シリーズでも、五次英霊の中で唯一クラスカードとなっておらず、(*3)あのお祭りアニメである『Carnival Phantasm』ですら出番は一瞬ポッキリで、台詞すら無い。 しまいには姿が似ている上に先に映像化された『Fate/Zero』の影響で、各方面からザイードさんと間違われる始末。 おまけに『カプセルさーばんと』では百の貌のハサンにポジションを奪われる。 ……などなど、真アサシンの不遇伝説を語り出せばキリがない。 こうしてアサシンどころかハサンの中でも不遇枠と言う型月ファンからの印象で彼のイメージは固定され続けていた…… ○戦闘能力 素早い身のこなしから繰り出す、不意打ち・闇討ちなどが主戦法。これぞ絵に描いたようなアサシンといった感じ。 主武装は「ダーク」と呼ばれる黒塗りの短刀。 これを闇に紛れて正確に投擲するため、視界でその軌道を捉える事は非常に難しい。 また投げたダークは愛着か戦闘後全て拾って回収してるらしい。かわいい だがしかし、文字通り暗殺を主体とし、正面きって戦闘する訳じゃないので当然といえば当然なのだがぶっちゃけ全サーヴァントの中でもかなり弱い。 その弱さはパラメータ上は大きく勝っているアーチャー相手に白兵戦で歯が立たない程。 劇中ではセイバー、ランサーなどの強豪を破ってはいるが、その全てが影の協力と不意打ちによる勝利である。 更に、霊格がかなり低い英霊なので、サーヴァントに選ばれるような英霊の大半が備えている再生能力の類も持っていない。 その代わり、ハシシ(*4)を用いて痛覚をなくしている。 それでもアサシンとしての意地か、「佐々木小次郎相手なら確実に勝利を納めることが出来る」と作者に言及されている。 小次郎が変則的に召喚された亡霊な所為で、呪いの類である彼の宝具への耐性が他のサーヴァントに比べて圧倒的に低く、防ぐ術が無いからである。 ただし、ただの幽霊である小次郎は心臓を破壊されてもすぐには死なず、「燕返し」で相打ちに持ち込まれる確率も高いとか。 結局、単体で完勝できるサーヴァントはいないという涙目っぷりである。 ◆宝具 ◇妄想心音(ザバーニーヤ) 心得た。 魂なぞ飴細工よ。苦悶を零せ―― 『妄想心音(ザバーニーヤ)』!! 疑似的に作り出した鏡像の心臓を握り潰すことで、対象の心臓も握り潰す。呪いの藁人形に近い呪殺宝具。 暗殺に用いるには非常に強力でありサーヴァントが防ぐには、高い魔力のランクかもしくは幸運のランクが必要。 ゆえにどれだけ防御力が高かろうが、どれほど素早く動けようが、どうあっても対処は不可能とのこと。 言峰曰く、呪いへの耐性でも対抗は出来る模様。 呪いへの耐性に繋がる霊格の高い相手には効きにくいようで、特に高い神性を持つ英霊や幻想種の類(*5)宝具を使用すると、効かないばかりか逆にダメージを負ってしまうこともある。 (作中で神性:Bのランサーを殺しているが、呪腕でランサーの心臓を直接引きずり出したため、鏡像の心臓を潰す呪殺が神性:Bに対して有効なのかどうかは不明。) ○本編での活躍 「Heaven's Feel」(間桐桜ルート) 前述の通り、本編では桜ルートにのみ登場。 元々は別のマスターが真アサシン(このハサンかは不明)を召喚しようとしていたが、本編開始より少し前にキャスターが違反召喚するために殺害していたらしい。 序盤にて、佐々木小次郎を媒体に間桐臓硯が外法をもって召喚した。この所為でこのルートにおいての小次郎は、士郎たちとは一度も相見える事なく消滅している。 存在に気付いたランサーと柳桐寺境内で対峙するが、柳桐池へと誘い込み、桜の影を利用して罠に嵌め、「妄想心音」を使い勝利する。 抜き取ったランサーの心臓を喰い、パワーアップを果たす。 だが、倒す際に呪腕を使ったのが後々の伏線になる。 セイバーとも桜の影と地形を利用したとは言えども善戦、これに勝利。 終盤、イリヤを救出するためにやってきた言峰綺礼、衛宮士郎を追撃。 殿を務めた言峰と刃を交戦、終始有利に戦いを進めるも最後の最後で言峰に宝具の能力を逆手にとられて宝具が不発。 黒鍵で動きを止められてしまった。 そしてやっとこさ臓硯のもとに戻ったと思ったら、今までの活躍は何だったのやら、実に呆気なく黒桜に殺され物語から退場しまった。 なお、よく勘違いされるがコンマテによると葛木宗一郎を殺害したのは彼ではなくキャスターの模様。 どうやら臓硯の策略にかかり殺してしまったらしい。 尤も、具体的にどうやったかはきのこも考えていないとか(後の映画版や漫画版では補足された)。 因みにコレで本領である暗殺も出来ていないことが判明したりしちゃってる。つくづく不遇である。 劇場版では展開がアレンジされた結果、活躍・戦闘シーンが増えた。 特に第一章ではランサー相手に新都の高速道路やビル群を巻き込んだ大立ち回りを展開。同作におけるベストバウトシーンとして評価が高い。 また、原作では不可能だった葛木の殺害に成功しているほか、キャスターに瀕死の葛木を盾に破戒すべき全ての符を使わせ「アサシン」との契約を解除させている。 ◆『Fate/Labyrinth』 外伝作品の『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』の外伝、『Fate/Labyrinth』ではこれまでの不遇な扱いから一転、メインキャラに大抜擢。 外伝とはいえ、Fate各世界観の垣根を超えた作品の中からFateの顔セイバー、CCCにも出演したニヒルな人気者アーチャー、 魔術師としての技量なら現在でもサーヴァント随一のキャスター(Fate)と共に選ばれたのは正しく名誉と言えよう。 ちなみに彼が選ばれたのは、RPGでいう「盗賊(シーフ)」のポジションとして選ばれたかららしい。 作中でも愛歌&セイバーコンビと他のサーヴァントの共闘の橋渡し役を担ったり、アーチャーとは役割り的にも気が合うのか絶妙なコンビネーションを発揮したり、 原作でまさかの格上キラーとして活躍した妄想心音も健在で人が変化した魔物とは言え次々と心臓を抉り出したりと大活躍。 仕事人な性格と戦闘面での実力が今まで以上に描写される事となった。 さらにはもう一人の主人公と言うべき少女から「英雄」「高潔なひと」「天使」と絶賛されるなど今までの鬱憤を晴らす評価ぶりである。 ◆『タイガーコロシアム』 「たいコロ」では最もマトモな人、であり被害者。 正義の味方ジャスティスハサン。 「この頃流行りの暗殺者~ 背骨の浮き出た暗殺者~ どっちを向いてもハサ……ん?」 ◆『Fate/Grand Order』 前述したとおり『FGO』にて「呪腕のハサン」という名称で実装。 レアリティは☆2、Arts 1/Quick 3/Buster 1のアサシンのテンプレ構成。宝具はQuick属性の単体宝具となっている。 ストーリー上では序章特異点Fにシャドウサーヴァントが出現する……、が、ぶっちゃけるのならば本編同様かませの扱いでありあまりぱっとしない。 性能(呪腕のハサン) …が、その性能は低レアでありながら非常に使い勝手が良く、FGOにおけるレアリティ詐欺枠の一角に位置している。 特に霊基再臨三回目にて修得する、クー・フーリンの矢避けの加護と同系統のスキル、風避けの加護(3回回避&スター発生UP付与)が非常に強力。 あちらと同様に「とりあえず回避」といった形で気軽に使えるため非常に便利で、このスキルのおかげでHPが倍近いような高レアと共に戦って彼だけ生き残ることも珍しくなく、強さの源となっている。 それ以外のスキルも回転率の良いスター発生、クリティカル威力UPと無駄がない。 そしてもう一つの決定的利点が、敵単体を高確率で即死させる宝具を持つこと。 実はこの「高確率即死」効果を持つ宝具の使い手は非常に少なく、彼の他には初代様と魔眼使い、対象を限定される上姉様の3名だけ。スキル込みで実質高確率即死宝具を使えるのも魔眼使いの別人格と鏡持ちの二人が増えるだけであり、彼(女)らより若干確率が低いとはいえ低レアリティでは彼だけの専売特権。 オーバーチャージで更に即死確率を上げることが可能で、流石にサーヴァントには通りづらいものの本作にはサーヴァント以外の強敵(例・デオンクエのHP6桁の亡霊)もごまんといるためそれらを相手にするには心強い。 本来人間にしか効かないはずなのだが、今作ではドラゴン、キメラ、ワーウルフ、はては心臓のないはずの機械やらゴーレムやら既に死んでいる亡霊やらゾンビやらまで即死させてくれる。 一体何を引き抜いているのか…あとゲイボルクより心臓を貰い受ける確率が高い また、即死を外したとしても単体宝具であるため威力もそこそこ高い。 2015年11月5日のアップデートでQuick、クリティカルスターの強化が行われたため即死狙いでなくともクリティカルスター発生要員としての運用も可能になった。 礼装は宝具連発ならば天の晩餐、ハロウィン・プチデビルが、Quick強化ならばイマジナリ・アラウンド、ガンドがお薦め。 ☆2でありコストが4と低いため、様々な礼装で補強できるのも彼の魅力である。 2018年8月3日(*6)に「投擲(短刀)」スキル強化がなされ、獲得するクリティカルスターの数が増えただけでなく、ターン終了時に同じ数だけクリティカルスターを獲得する様になった。 発動ターンだけでなく次のターンにもスターを供給出来るようになった為、風避けの加護による場持ちの良さも併せてスター供給役としての仕事に磨きがかかる良強化となった。 さらに、このスキル強化後は名前が変化し「投擲/回収」となる。 前述した「投擲したダークを戦闘終了後に回収している」と言う設定がまさかの再利用を経て実用性の高いスキルに昇華された事に驚いたマスターも多かった。 更にその3年後の2021年8月3日には宝具強化が実装され、威力アップに加えて即死成功時に攻撃力アップ(3T) NPリチャージが追加された。 特にリチャージ量は破格の50%なので味方次第では連射も視野に入る様になり、即死が刺さる相手には一層強くなった。即死が刺さらない相手であっても威力アップの恩恵は大きいため完全には腐らない良強化を受けた。 元ネタはおそらく原作にてランサーの心臓を喰らって強化された場面だろう。 弱点は低レアゆえのステータス、特に攻撃力の低さであるが、スキルや宝具である程度は補えるためそこまで気にならないだろう。いっそのこと星出し要因と割り切れば攻撃力不足も気にならなくなる。 もう一つの弱点というか難点としては、第三段階の霊基再臨およびスキル上げに何かと需要の多いレアアイテムである『無限の歯車』を使用するところか。 第四特異点実装以後は手に入りやすくはなったものの、それでも出ないときにはとことん出ない。 まあ、ぶっちゃけ大体のサーヴァントの第三、第四段階の霊基再臨ではレアアイテムに頭を悩まされるので、これに関してはハサンだけの難点ではないとも言えるが。 第一特異点と第三特異点ではワイバーンを始めライダークラスの敵が大半を占めているために佐々木小次郎同様、手に入れやすい低レアアサシンであるために大活躍してくれる。 フレポガチャで手に入るためにお財布に優しく入手も比較的容易であるため、初心者から上級者にまでオススメなサーヴァントとしての地位をFGO初期から現在まで不動のものにしている。 人物(呪腕) キャラクターマテリアルでは、『戦闘力はともかく仕える者としては間違いなく一流』と太鼓判を押されおり、 実際に絆レベルが上がるとマスターの工房をこっそり掃除してくれたりと気さくで忠義心の厚い面を見せてくれたりもする。 また幕間の物語ではローマの治安を護る必殺仕事人ジャスティスハサンとしてローマ皇帝に絶賛された。 ……ちなみにギルガメッシュに関しては、「すぐに裏切る不埒者故、すぐに契約を切るべきですぞ!」と、 (面識はほぼないのだが)相当嫌っている様子。…まあCCCであんなこと言われれば、ねえ…? 性能・キャラクターの両面で、上記のように不遇の代名詞とまで言われたハサンの印象からすればとても信じ難い好評を得ることとなったのだった。 第一部第六章「神聖円卓領域キャメロット」 そして満を持して第六章「神聖円卓領域キャメロット」にて、味方側のキャラの一人として大抜擢。 その良識ぶりでパーティーの先導や緩衝材として良い人ぶりを遺憾なく発揮し、山の民を守る山の翁としての面目躍如を見せた。 同様に召喚された他のハサンがチョロいドジっ子や色んな意味でメンタルの危うい子だったりするのでことさらその渋さが際立つ。 また、これまで明かされなかった「呪腕のハサン個人の来歴」にも触れられており、 若さから自分の名を山の翁の一人として歴史に残してみせようと躍起になり、顔や名前、愛した女さえも捨てて山の翁となったのだという。 山の翁となるには他の者が持たない独自の才覚が必要となるが彼にはそれがなかったため、それを外から補おうと試みた結果が宝具である移植したシャイタンの腕であった。 なお、移植の副作用として通常の食物などをあまり受け付けない体になっているとのこと。 聖杯に唯一のハサンになることを願っているのは、 「自身の名を残したいがために当代のハサンになった結果、何人ものハサンの一人に埋もれるいう境遇に陥ってしまうとは思ってもみなかった」という理由らしい。 最終手段としてシャイタンの腕を制御している呪いを解除し、捕まえた相手と自分を腕に喰い殺させるということも可能ということが判明した。 ただし、これによって腕はハサン本人と相手を取り込み、魔神シャイタンとして受肉してしまうという危険なデメリットがある。 あまりの活躍っぷりに6章タイトルと引っ掛けて「輝く腕の(アガートラム)ハサン」などと呼ぶファンも(本来のアガートラムの持ち主ベディヴィエール卿も大活躍しているのだがそれはそれとして) + ... 最後に明かされた本名はハナム。かつて愛した女性の名前はサリア。 彼が翁として生きた時代に召還されたことと、ある事情からハサンとしての資格を失ったことで特異点に留まり続けることとなり、 彼女が遺した子ルシュドとボロボロになった山の民を庇護し続けることとなった。 誤解のないように言っておくと、ルシュドはサリアが聖地の家に嫁いで産んだ子であり、ハナムとの血の繋がりは無い。 彼にとっては飽くまでかつて愛した人が遺した子である。 その他のイベント 2018年夏イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』 主人公にも「ハサンさん」と呼ばれている。 謎のフォーリナーハンターXXが鎧をサバフェス会場にて起爆させ全てを破壊しようとした際に、身を挺して鎧を遠くに持って行った。 そのまま鎧の起爆に巻き込まれ、ハサンさんの挺身にジャンヌ・オルタらもしんみりとなったが… 普通に戻ってきた。 なんと「風除けの加護」のおかげで爆風も無効とのこと。 2019年正月イベント『閻魔亭繁盛記』 静謐のハサン、百貌のハサンと共に閻魔亭に来訪。 閻魔亭を楽しみにしていたが、突如現れた初代ハサンから「寝正月という“怠惰・堕落”が好きな不届き者がいるらしいな」と遠回しに注意され冷や汗をかいていた。 食事は出来ないが、おひたし程度は食べられるとのこと。 宴会で皆が芸を披露する中、初代ハサンが「首切り芸」を披露しようとするのに巻き込まれ困っていた。 妄想心音(項目編集)!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 反対意見もなかったようなので、コメント欄のリセットを行いました。 -- 名無しさん (2017-08-05 23 42 12) 劇場版HFでは普通に葛木の殺害に成功してたな しかもキャスターまで倒す大金星 -- 名無しさん (2017-10-16 16 52 55) 原作の真アサ&臓硯のキャスター陣営壊滅の手口が知りたい人は作画・タスクオーナーの漫画版Fate/stay night【HF】を読もう -- 名無しさん (2017-10-16 17 01 52) 劇場版でもさすがに神を讃える言葉は聞けなかったか -- 名無しさん (2017-10-16 17 34 28) 実はプリヤのクラスカードでも慎二が使用した場合は呪腕になる どうもアサシンのクラスカードは歴代ハサンと繋がってる設定だったらしく美遊が使用すると静謐になる -- 名無しさん (2017-10-16 18 12 34) 呪腕のハサン先生は出番少ないだけで登場すればめちゃくちゃカッコいいですよね。 -- 名無しさん (2017-11-01 18 53 24) FGOでハサン先生育ててみた。レベル65で止まるのはあまりにも惜しいので聖杯を3個使ったわ。 -- 名無しさん (2017-11-10 23 03 24) Fakeのところ、狂信者ちゃん以外に「真アサシン」がいるから紛らわしいな… -- 名無しさん (2017-12-07 16 55 37) キングハサンとfake真アサシンが出たせいでアポのアサシン対策が一気に嘘臭くなったのは草 -- 名無しさん (2018-01-05 00 03 06) ↑東出は犠牲になったのだ…… -- 名無しさん (2018-01-05 00 09 04) まあわざわざ対策されるならそんだけ厄介な相手だ、って証明でもあるんじゃないかなーと思ったり。カードゲームとかもそうだけど本当に大したことない相手なら対策なんて必要ないわけで -- 名無しさん (2018-01-15 09 17 12) すっごい今更なんだけどさ、この内容なら項目名「ハサン・サッバーハ(Fate)」 -- 名無しさん (2018-01-23 12 12 39) ↑に変えた方がよくない? -- 名無しさん (2018-01-23 12 13 20) 自画像がカエルな漫画家の人曰く「新たなドラゴンスレイヤー」 -- 名無しさん (2018-02-06 21 37 42) 完全な脇役みたいなキャラだったのに、近年の株上がりっぷりがすごい -- 名無しさん (2018-02-16 03 35 16) 劇場版でのハサン先生かっこよかったっす。 -- 名無しさん (2018-05-09 17 36 24) ぶっちゃけキングハサンのせいでFakeのアサシンの型落ち感が酷い。大層に見せてるけど、結局初代様以下なんやろ?って思っちゃうわ -- 名無しさん (2018-05-14 11 16 32) 型落ち感も何も、本来召喚すらされない無名の暗殺者とグランドクラスを比較したらそらそう見えるわというか、狂信者ちゃんは「歴代”山の翁”のザバーニーヤっぽいもの使える」ってのが持ち味だからあんな純戦闘力の塊と単純比較できないというか… -- 名無しさん (2018-05-14 14 53 16) 本気ギルとか理性ありヘラクレスとかエルキがいる聖杯戦争に参加するからには相当トンデモなのは間違いないけどな。キングハサンだってグランドじゃなく通常鯖に収まってる時は最大限よくてギルと同等かそれ以下なわけだし -- 名無しさん (2018-05-18 20 43 39) Apo世界では19人のハサン全ての手の内がバレてるらしいけど、それでも初代様の純粋な戦闘力には簡単に対処できないだろ… -- 名無しさん (2018-05-18 22 08 04) ↑グランドアサシンとして召喚したなら円卓でも袖にかけない強さだからどうにもならんが、「アサシン」として召喚したなら付け入る隙はありそうだ。 -- 名無しさん (2018-05-18 22 35 36) キャメロットの映画化するからHFに続いてまたハサン先生の活躍をアニメで拝めるんだな。 -- 名無しさん (2018-08-05 23 33 45) 風であれば“爆風”すらしのぐことが判明した風よけの加護 -- 名無しさん (2018-08-11 00 05 50) ↑5最期は首を撥ねられてるけどな。キングハサンと違って召喚に応じる所も所詮ただのハサンだなぁって -- 名無しさん (2018-09-04 10 46 53) バレンタインデーのフルボイス化が決定して真っ先に思い浮かんだのがこの人。フルボイスでアレが見れるんだぜ?やばくね? -- 名無しさん (2019-01-25 19 32 50) 結局Fakeの真アサって影剥なのかな。もしそうならステータス低めってことでギフト持ちに薙ぎ払われて負けるのも有り得る話だなあと思えるんだが -- 名無しさん (2019-12-02 15 16 34) ↑fakeの真アサシンは『山の翁』のアサシンとしての全盛期疑惑がある。キングハサンの気配遮断Aが「かつて習得した物の残滓」だったり、やたら信念信念言ってきたりする所がそれっぽいらしい -- 名無しさん (2020-02-28 04 12 34) ↑初代様だった場合、今までのハサンよりステータス低いってのが引っかかるのよね。超常的な能力差し引いても初代様は狂信者ちゃん超える白兵戦能力あると思うし -- 名無しさん (2020-03-09 15 55 48) 大剣持って今の状態になる前は気配遮断全振りだったんじゃない?気配遮断を極めるだけじゃどうにもならない場面に遭遇して、別の強さを突き詰めたとか -- 名無しさん (2020-03-10 17 13 39) 美遊過去編(アニメで言う雪下の誓い)のワカメアサシンは呪腕じゃない?違うかな? -- 名無しさん (2020-08-15 23 57 48) ↑ファンの間ではずっと呪腕と言われ続けてたけど作者が公式で否定した 実際、腕の使い方が呪腕とかけ離れてる -- 名無しさん (2020-10-28 20 20 20) 正面戦闘で弱いのは事実だが、暗殺合戦である冬木聖杯戦争において真アサは決して「弱い鯖」ではないと思うんだがなぁ。 -- 名無しさん (2022-03-06 19 06 34) ↑多分真っ当な魔術師しかマスターが居ないって条件ならかなり強クラスになりそうではある 描写された三次~五次については常にイレギュラー混ざってる上に四次でも五次でも勝ち筋であるところの暗殺をかなり縛られてる感じもあるし -- 名無しさん (2022-06-22 15 23 19) 仕事に私情を挟まない暗殺者の鑑 -- 名無しさん (2023-08-22 19 29 30) 2024年になって新たなハサンが現れるとはなぁ -- 名無しさん (2024-03-26 22 29 22) 名前 コメント